ベンチャー、縮む家電市場で存在感 機能に“一芸” 消費者志向とマッチ
更新中沢CEOに限らず、家電ベンチャーの経営者には大手メーカー出身者が少なくない。空気清浄機や加湿器で販売を伸ばすカドー(港区)の古賀宣行社長や、耳栓タイプのイヤホンを開発する音茶楽(おちゃらく)(世田谷区)の山岸亮社長は、ソニーの技術者だった。大手で培った経験や技術を生かせるほか、自分が理想とする商品を具現化できることが、起業につながっている。
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こうしたなか、ベンチャーの支援に乗り出す企業も登場している。ソフトバンクは、商品の販売手数料を得る代わりに、クラウドファンディングを使った資金調達を支援したり、携帯販売店を販路として提供するサービス「+Style(プラススタイル)」を3月から提供。約50件のプロジェクトが進行している。
バルミューダは現在、炊飯器やオーブンレンジも開発中。その先にはロボットの投入も見据える。
「携帯電話の形も数年で変わる時代。マーケットをみて対応するより、自分でマーケットを作る方がむしろ安全」。寺尾社長はこれからも自己流を貫く構えだ。(井田通人)

