SankeiBiz for mobile

不正発覚から1年 三菱自の主力工場、地元下請けの危機感消えず

記事詳細

不正発覚から1年 三菱自の主力工場、地元下請けの危機感消えず

更新

 多角化

<< 下に続く >>

 地元下請けの中には経営安定化に向け、新たに自社で最終製品を造ったり、三菱自以外の取引先を探したりする動きも出ている。しかし、売上高に占める三菱自の割合は高く、過去の取引実績を重視する自動車業界の習慣もあり、多角化はなかなか進まない。

 三菱自が今春インドネシアに新工場をオープンするのに合わせ、同国に進出する地元企業も相次ぐ。三菱自頼みの経営は当面続きそうだ。

 益子社長は「日産との資本提携は部品メーカーにとってビジネスチャンスだ」と繰り返すが、ウイングバレイの昼田真三理事長は「傘下入りの影響が地元メーカーに目に見える形で表れてくるのはこれからだ」と警戒する。

このニュースのフォト

  • 岡山県総社市で、部品メーカー協同組合「ウイングバレイ」に協力関係の維持を呼び掛ける三菱自動車の益子修社長(奥右)=7日

ランキング

Facebook Messanger登録

あなたに合わせたニュースを毎日お届け

Facebook Messangerを登録した時のイメージ画像です