【酒豪女子が行く】(4)売ってはいけないレベル… 地ビールブーム崩壊の裏側 どん底まで落ちた社長を救った人物
更新こうしてブームは崩壊し、伊勢角屋麦酒も経営難に直面した。だが実は、鈴木社長本人にも見過ごせない「問題」があったのだ。
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13時間怒られて改心 どん底まで落ちた社長を救った人物
「暗黒の時代」が続いていた創業6年目、伊勢角屋麦酒は“十八番”の「ペールエール」で、国際ビール審査会の最優秀金賞を受賞した。なのにビールは売れない。「世界一になれば売れると思っていた」という鈴木社長は「何かが絶対に間違っている」と自己を省み、巻き返しの糸口をつかもうと手当たり次第に勉強した。
そんなときに出会ったのが、九州で飲食店を展開する株式会社ティア創業者の元岡健二取締役相談役だ。「知人の紹介で一度会社に来てもらったら、朝10時頃に見えた直後から夜11時まで、ずっと怒られ続けたんです」。
ことの発端は、店の前に落ちていた一つの空き缶だった。「視界に入ったにも関わらず拾わなかったことで『君を見ていたら分かる』と言われました。次に私の机の引き出しを開けて『ほらね。机の上がきれいでも中はこんなに散らかっている。君の頭の中も同じだよ』と。そこからは、ぐうの音も出ないほどボロクソに怒られ続けました」。鈴木社長が専務取締役を務めている35歳のときだった。
13時間も怒られ続ける中で、元岡さんからいくつかのヒントをもらった。経営戦略を学べるシュミレーション研修の「マネジメントゲーム」と、トイレ掃除を通して心を磨く「掃除に学ぶ会」だ。



