【日産記者会見・詳報(1)】無資格検査が「常態化」と西川社長 「悪しき習慣断ち切る」
更新続いて、西川社長が「自分の言葉で」と述べ、詳細な説明を始める。
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第三者の弁護士に委託した調査によると、「もっとも古い(無資格検査の)事例は1989(平成元)年、追浜工場でのことだが、社員の記憶によると、さらにさかのぼること10年前にもあった」「事実を確認することは難しいが、長い年月にわたり習慣化し、常態化していた」という。
「現在の日産メンバーにできることは、過去の悪しき習慣を断ち切ること、現場だけでなく全社的に再発防止に取り組むこと、完成検査だけでなく全ての業務プロセスを再点検することだ。信頼回復に向けた取り組みを最優先で進めたい」と述べ、国内5工場を統括する常務執行役員を新たに任命し、再発防止策を徹底する考えを示した。
