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【日産記者会見・詳報(2)】風通し悪い工場「内部通報機能せず」 現場の感覚とギャップ

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【日産記者会見・詳報(2)】風通し悪い工場「内部通報機能せず」 現場の感覚とギャップ

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 西川氏「工場は『上意下達』の風土が強く、そうした要因は認めざるを得ない。現場の強みを生かしながら、(工場担当の常務執行役員を増やすなど)管理側の立て直しが急務だ」

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 --役員の処分については

 西川氏「私は10月から月額報酬の一部を自主返納しており、年度末まで続ける。しかし(役員の処分については、信頼回復や再発防止などの)挽回が先だ。われわれは執行側なので、取締役会から指示を受けることになる」

 --「内部告発をしても聞いてもらえないのでは」という現場の空気を、どう改善するのか

 西川氏「風通しの悪い職場、現実的でない仕組み、上層部が動かない、そうした環境では内部通報の仕組みも機能しにくい。それが日産の全社ではないと思うが、工場に関しては反省するところが大きい。係長クラスの意見を聞き、また(品証課長などに)登用する、そうしたところから対策を取っていく」

 山内氏「(無資格検査に関する聞き取りで)大半の完成検査員が『内部通報が必要とは思わなかった』と答えた。内部通報の仕組みが周知徹底されていないことが分かったので、さまざまな取り組みで徹底したい」

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