【開花した韓国事業 Jトラストの挑戦】(2)“日系貸金業者”の先入観に苦戦
更新また、ソウル中心にライバルに先駆けてタクシーの側面に広告を出し、ドラマのスポンサーにもなった。プロ野球「ネクセンヒーローズ」を後援、野球ファンにJTブランドをアピールした。
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ユニークなマーケティングが効果を発揮し、「貯蓄銀行に対する否定的な見方がある中でワンちゃんとスポーツで肯定的イメージが定着した」とJT親愛貯蓄銀行マーケティング戦略部のソン・ファソン次長は喜ぶ。同行は会員制交流サイト(SNS)も積極活用、昨年12月にはフェイスブックのフォロワー数が8万を超え、貯蓄銀行業界で第1位に躍進した。
積極的CSR継続
ボランティアなどCSR(企業の社会的責任)活動への積極参加も知名度向上に役だった。
ソウル市内から車で30分ほどの新興都市カンナム市。15年から同市の地域児童センター連合会に所属する低所得層家庭の子供たちを招待して「本当に幸せなクリスマスパーティー」を開催している。
昨年12月のパーティーではJTグループ役職員86人が参加。子供たち50人と一緒になって組対抗ダンスバトルで汗をかき、子供たちはさまざまな踊りを披露した。約100種類の料理が用意された夕食ビュッフェではアイスクリームコーナーに子供たちの長い行列ができた。

