サービス

「この地より再び船出」、復興支援へ東奔西走 地元密着カフェが震災から立ち直った3つの理由

 「母方の祖父が漁師で、早朝に起きると海を見ながらインスタントコーヒーを飲み、『ふーっ』と大きく深呼吸をしてから漁に出る準備をするのです。それが原点ですね」(同)

 2005年に1号店を気仙沼にオープン。最初はドライブスルー専門店だった。

 「東北地方はクルマ社会なので、生活の一部である車中がコーヒーの香りで満たされる世界観をめざしました。店は7時オープンでしたが、6時半にはコーヒーが出せるよう準備。常連客の学校の先生が、毎朝、朝練習の指導前に立ち寄られたからです」

 港町で早朝から営業する店は、かつての祖父を思わせる地元漁師も立ち寄る人気店となった。当時はシアトル系を打ち出し、5種類の豆をブレンドして、イタリア製のコーヒーマシンでバリスタが淹れるコーヒーが、店に来るお客をもてなしてきた。

 直前までサンドウィッチマンがいた

 徐々に店舗を増やし、2011年には5店舗になっていた。そのうち気仙沼の海沿いにあった「アンカーコーヒープレミアム店」(当時)は、赤い外観が目立つ存在で、コーヒー焙煎工房も隣接していた。

 震災当日の14時から、この店で地元テレビ番組の収録を行っていたのが、人気お笑い芸人のサンドウィッチマンだ。

Recommend

Biz Plus

Ranking

アクセスランキング