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「この地より再び船出」、復興支援へ東奔西走 地元密着カフェが震災から立ち直った3つの理由

 収録が終わり、駐車場に移動した直後の14時46分、大きな揺れが襲った。2人はすぐに近くの安波山(あんばさん)に避難。そこで番組スタッフと一緒に、気仙沼を襲う津波を目の当たりにする。先ほどまでロケをしていた店も襲われた。2人とも宮城県仙台市出身で、震災支援活動にも力を入れているが、その背景にはこの体験が大きかったと聞く。

 実は小野寺氏は「3.11」を体験していない。当日の朝、輸出入の仕事でローマに飛び、発生時は機中にいたからだ。現地についてから故郷の大惨事を知り、言葉を失う。

 2つの店と焙煎工房、さらに自宅を津波で流されていた。

 だが幸い、家族や店舗スタッフに人的被害はなかった。それをメールで確認すると現地から取引先と連絡をとり、店再開への道を探る。メールが使えたのが不幸中の幸いで、ある程度の被災状況も把握できた。輸出入の仕事を終えた約10日後に帰国する。無我夢中だったためか、正確な帰国日を覚えていないそうだ。

 筆者は翌2012年2月に現地を取材した。小野寺氏に建物を案内してもらうと、民家を改造したプレミアム店の外観は残っているが内部はガレキ状態。2階にはソファが放置されたままで、雰囲気のある店内が寂しげだったことを覚えている。

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