カメラ業界、ミラーレスで反転攻勢 交換レンズの課題解消「一眼レフひっくり返す」
更新「交換用レンズもさまざまなバリエーションの26本がそろい、ミラーレスの課題は完全に解消された」
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同社光学・電子映像事業部の飯田年久事業部長はこう語って胸を張る。
そして、一眼レフを手がける理由はもはや存在せず、そればかりか「市場はミラーレスが一眼レフをひっくり返す。(近い将来)ゲームチェンジが間違いなく起きる」と語った。
実際、ミラーレスの動きは力強い。カメラ映像機器工業会(CIPA)によると、国内メーカーの17年のデジカメ出荷台数は前年比3.3%増の2497万台。このうちミラーレスは29.2%増と大幅に伸び、400万台に乗せた。対照的に、一眼レフカメラの出荷台数は12年の約1620万台から17年の約759万台へ右肩下がりが続いている。
スマホから乗り換え
背景には、写真共有アプリ「インスタグラム」など会員制交流サイト(SNS)で美しい写真を見せたいという“インスタ映え”を意識するユーザーの増加がありそうだ。スマホに飽き足らないユーザーが一眼レフ並みの画質が得られる上、軽量コンパクトで扱いやすいミラーレスに乗り換えつつある。
