カメラ業界、ミラーレスで反転攻勢 交換レンズの課題解消「一眼レフひっくり返す」
更新また、ソニーも得意とする35ミリ判フルサイズの「イメージセンサー」(光の明暗を電気信号に変換する半導体素子)を搭載した新製品のミラーレス「α7III」をCP+に出展。実機を試そうというソニーファンが大行列を作り、話題をさらった。
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調査会社BCNの道越一郎チーフエグゼクティブアナリストは「トップメーカーのキヤノンが重い腰を上げ、Kissブランドのミラーレスを出したことで、業界のミラーレスシフトはさらに加速するだろう」と分析する。そして「ミラーレスの販売台数は今年、一眼レフを上回る」と予測した。
ミラーレスをめぐって各社が繰り広げる“ガチンコ対決”。つばぜり合いは一層、熱を帯びることになりそうだ。(柳原一哉)
【用語解説】ミラーレスカメラ
一眼レフカメラの光学ファインダーや、レンズがとらえた光をファインダーに導くための反射板(ミラー)をなくしたカメラ。「電子ビューファインダー」で被写体を見る。ミラーを高速で作動させる複雑な構造も不要になり、コストダウンのほか、カメラの小型・軽量化にもつながった。
