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メーカーの「IoT家電」投入本格化 AI駆使して時代はスマート家電からスマートホームへ

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メーカーの「IoT家電」投入本格化 AI駆使して時代はスマート家電からスマートホームへ

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 他社との連携進む

 代表的な試みとして注目されているのが、パナソニックが昨年10月に発表した新サービス「ホームX」だ。

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 炊飯器、給湯器、ドアのシャッター、電子錠などの家電、住宅設備を無線接続し、専用のディスプレー上で操作できる。人工知能が、家電の使用履歴をもとに利用者の好みの音楽を流して起床の手助けをしたり、気候に合わせた好みの料理を提案したりするなど、使うほどに新しい機能が追加されるのが特徴だ。パナソニックはホームXを導入した次世代住宅「カサート アーバン」を昨年11月に発売している。

 ホームXの開発の前身は、パナソニックエコソリューションズ社が平成24年に発売した、住宅設備機器をネットにつないで連携させる家庭向けのエネルギー管理システムのサービス「アイセグ」だ。今年度までにシリーズで累計13万台を売り上げている。すでにシャープやダイキン工業のエアコンなど、他社商品との連携も実施。昨年10月にバージョンアップした「アイセグ2」は、従来の13社26機器から20社33機器に広げた。

 広報担当者は「暮らしに寄り添ったサービスのため、当社だけでなく他社との連携を進めたい」と話す。今後、ホームXもアイセグ2と連携させてサービスを拡大する。

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