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4WDの聖地に“凱旋” スバル・フォレスターで山形の雪路を行く

SankeiBiz編集部

 まずはe-BOXER搭載車に乗り込み、昼食会場となる「ふるさと味来館」を目指す。ここが車両を乗り換える中継ポイントとなる。酒田市内から鶴岡ICを経由する第1区間の走行距離は約95キロだ。

 市街地から高速道へ

 この日の気温は朝8時のスタート時点で0度。市街地の一般道は除雪されてはいるが、所々、タイヤに踏み固められた雪が路面にこびり付いている。雪が溶け始めた箇所はシャーベット状の雪が入り混じっており、4つのタイヤがそれぞれ異なる状態のサーフェースに同時に乗っかっているような、とても不安定なコンディションだ。初めて乗るクルマなので、序盤は路面コンディションと車両の挙動を慎重に確認することに徹する。とくにシャーベット状の路面は足を取られやすく、滑りやすいので注意が必要。乾いた氷を濡らせばツルツルと滑りやすくなるように、水気の多い雪は非常に厄介だ。

 酒田ICから鶴岡ICまで50キロ規制が敷かれた高速道路を走行したが、うっすら白い路面が雪によるものか、それもパウダー状なのか金平糖をちりばめたような氷粒なのか、はたまた太陽の光がドライの路面に反射しているだけなのか、サングラスを掛けていてもコンディションの見極めがなかなか難しい。私が走行した区間は片側一車線の対面通行道路のため、バックミラーに自分より速いクルマが迫ってくると圧迫感があったが、路面状況の把握が難しかったこともあり、とにかく後続車を抑え込んででも速度重視の安全運転に徹した。肝心の走りだが、高速走行時(といっても50キロ規制下だが…)は車体が非常に安定しており、路面からの入力もスムーズ。前走車との車間を保ちながら法定速度域で走っている限り安心といった印象だ。車内もきちんと静粛性が保たれている。タイヤ性能もこれに大きく貢献しているのだろう。

 月山の雪道ワインディング

 一般道に降りて出羽三山の主峰である月山周辺に近づくと、山中に続くワインディングが待ち受けている。いったん足を踏み入れると、高さ2~3メートルの雪壁に囲まれた圧雪路がどこまでも続く印象だ。実は47年前の1972年に行われた国産初の乗用4WDの冬季試験は、ここ月山が舞台だったそうだ。テストを行ったメーカーは、スバルだ。某自動車ジャーナリストいわく、「全国のいろんな雪道を走ったが、一番タチの悪いのが山形の雪だった。湿気を多く含むからだ」ということだ。その言葉を自分への戒めとして、慎重にアクセルを踏みながら先へと進んだ。

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