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朝ドラ「カーネーション」 過去5年で最高の視聴率

2012.4.3 06:00更新

 3月31日に最終回が放送されたNHK連続テレビ小説「カーネーション」(月~土、午前8時、総合)の全期間を通じた平均視聴率が関東地区で19・1%に達し、関東地区では過去5年間の朝ドラで最も高い数字を記録したことが2日、ビデオリサーチの調べでわかった。終盤の突然の“ヒロイン交代”などで物議を醸(かも)したが、視聴率は最後まで好調に推移した。

 関西では平均視聴率が19・6%に達し、過去8年間の朝ドラで最高。最終回単独では関東地区で23・3%、関西地区で19・0%だった。

 「カーネーション」は昨年10月3日に放送開始。初回視聴率は関東で16・1%(関西で16・2%)だったが、主人公、小原糸子役の尾野真千子さんの熱演が話題を集め、視聴率は徐々に上昇。関西で1月23日に22・7%、関東で同28日に25・0%を記録した。

 3月5日からヒロインが尾野さんから夏木マリさんに交代。高視聴率に貢献した尾野さんの降板に対し、NHKには視聴者からの問い合わせが殺到したが、その後も週間視聴率ランキングで上位をキープした。朝ドラ史上最高は関東では昭和58年の「おしん」で平均52・6%、関西では41年の「おはなはん」で同44・2%(関西)。テレビ離れが進む中、朝の時間帯で20%近い視聴率は久々のヒットだ。

 同局では視聴者の要望に応え、今月5日から毎週木曜午後0時20分、1週間分のダイジェスト版「もういちど“カーネーション”」を関西地区で再放送する。朝ドラの放送直後の再放送は異例という。

 民放でドラマ制作経験を持つ同志社女子大の影山貴彦教授(メディア論)は「高視聴率の大きな理由は渡辺あやさんの脚本の素晴らしさ。ドラマは脚本に尽きる。尾野さんの魅力も発掘でき、最近の朝ドラでは“花マル合格点”でしょう」と解説する。(豊田昌継)

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