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事件・不祥事
電通子会社から2億3千万円詐取 LED会社社長ら5人を逮捕
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大手広告代理店「電通」の100%子会社の「電通ワークス」(東京都中央区)に発光ダイオード(LED)電球の架空取引を持ち掛けて約2億3千万円をだまし取ったとして、警視庁組織犯罪対策4課は16日、詐欺容疑で、LED販売会社「ワールド・ワイド・エンジニアリング」(同)社長、長谷川篤志夫容疑者(67)=目黒区碑文谷=ら5人を逮捕した。同課によると、長谷川容疑者ら4人は容疑を否認し、1人は認めている。
架空取引には十数社の業者が関わり、平成21年以降に電通ワ社から総額約100億円以上を引き出したとみられ、同課はその一部が暴力団に流れた可能性もあるとみて全容解明を進めている。
逮捕容疑は、22年1~3月、電通ワ社にLED電球の架空取引を持ち掛け、約2億3千万円をだまし取ったとしている。
電通ワ社は21年にLED電球の仕入れや販売事業に進出。22年夏ごろ、都内のコンサルティング会社から「大手量販店の計1650店舗の電球をLED化する話がある」との事業の売り込みを受け、ワールド社にLED電球約77万本を発注し、前渡金として総額40億円以上を支払ったとされる。
その後、事業そのものに実体がなく、ワールド社が前渡金の一部を詐取していた疑いが浮上し、電通ワ社が警視庁に告訴。組対4課は昨年11月に詐欺容疑でワールド社など関係先数十カ所を家宅捜索して押収資料を分析するなどしていた。