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科学技術
福島第1地下水バイパス、21日にも海洋放出 濃度大幅に基準下回る
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東京電力福島第1原発の地下水を放射性物質に汚染される前にくみ上げ海へ放出する「地下水バイパス」について、くみ上げた地下水に含まれる放射性物質の濃度を調べていた国、東電、第三者機関それぞれによる分析結果が14日に出そろい、いずれも放出基準を大幅に下回った。国と東電は20日に予定された会合で福島県側に説明した上で、早ければ21日にも初めて放出する方針だ。
放出されるのは、4月にくみ上げられ一時貯留タンクに保管されている約560トン。1リットル当たりの放出基準は、トリチウム(国の排出基準は6万ベクレル)が1500ベクレル、セシウム134(同60ベクレル)、セシウム137(同90ベクレル)がともに1ベクレルを下回るよう設定した。
国が分析を依頼した日本原子力研究開発機構と、東電、第三者機関「日本分析センター」が分析した結果、1リットル当たりの最大値はトリチウムは240ベクレル、セシウム134は0.022ベクレル、セシウム137は0.047ベクレルと、いずれも放出基準を大幅に下回った。すでに福島県漁業協同組合連合会は放出を容認。国と東電は20日に予定された同県廃炉安全監視協議会で放出の安全性を説明する。