ヒトの歩き方で感情察知 生活支援ロボットに期待 東京農工大、筑波大など確認
更新東京農工大大学院のベンチャー・ジェンチャン准教授と筑波大サイバニクス研究センターの門根秀樹助教らの研究チームは、人間の歩く動作の一部から感情が読み取れることを確認したと発表した。この原理を活用すれば、近い将来、人間の感情を先読みして、日常生活を支援するロボットの開発も期待できるという。
研究では20~30代の男女4人の俳優に「喜怒哀楽」と「恐怖」の5つの感情を全身で表現してもらい、コンピューターで人体モデルを作製。学生ら20人にモデルの歩行パターンを見せ、そのデータを基に検証した結果、約70%の確率で感情の認識に成功。歩く速度や頭、胴体の姿勢など動作の一部を見れば、感情を読み取れることが分かった。これまで相手の感情を判断する主な要素は、声の調子や表情の変化とされてきた。
ジェンチャン准教授は「人間と同じように空気が読めるロボット開発も期待できる」と指摘。入院患者らの感情に配慮した治療やリハビリ支援の可能性が広がるとしている。
