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北海道電の再値上げ審査始まる 経産省専門委 圧縮幅が焦点

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北海道電の再値上げ審査始まる 経産省専門委 圧縮幅が焦点

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経産省の有識者委員会の初会合で説明する北海道電力の川合克彦社長=7日、東京都千代田区  北海道電力が申請した家庭向け電気料金の再値上げを審査する経済産業省の電気料金審査専門小委員会(委員長・安念潤司中央大法科大学院教授)の初会合が7日、都内で開かれた。再値上げの際に審査項目を減らして査定する簡易審査制度が初適用されたが、家庭向けで平均17.03%という前回の申請を大きく上回る値上げ幅をどこまで圧縮できるかが焦点となる。

 初会合に出席した北海道電の川合克彦社長は「今回の値上げは非常に大幅だが、電力の安定供給のための値上げという位置づけだ」と再値上げに理解を求めた。それに対し、参考意見を述べた北海道商工会議所連合会の永田正記副会頭は「前回の値上げで企業の経営努力も限界にきている」と苦境を訴え、値上げ幅の圧縮や原子力発電所の早期再稼働を求めた。

 北海道電の再値上げでは、2012年に導入された「電源構成変分認可制度」が初適用された。原発の再稼働ができずに燃料費が膨らんだといった事情で一定期間内に再値上げ申請があった場合を対象に、燃料費や購入・販売電力料など限定された項目だけを審査する制度だ。

 ただ、委員からは「前回の値上げ後、経営効率化に向けてどういう対応を取ったのか」など、本来は対象外の項目についても検討すべきだとする意見が出た。

 審査には一定の時間がかかるため、北海道電が実施を計画している10月1日から遅れ、11月以降になるとみられる。次回会合は今月22日に開かれる予定。

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