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ファンひとりひとりが日本のスポーツ界を支援するプロジェクト

ニュースカテゴリ:社会の話題

ファンひとりひとりが日本のスポーツ界を支援するプロジェクト

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吉田沙保里選手  ■ネットで参加 「クラウドファンディング」

 ソーシャルメディアと連携し、インターネットを通じて団体や個人が資金協力を募る「クラウドファンディング」。アイデアを実現したい人が、共感した支援者から支援金と応援を受けるプロジェクトだ。内容も被災地の復興支援を応援する社会貢献のほかスポーツイベントの開催やクリエーターを支援するものなど幅広い。

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 ■ファンがスポーツ界を強くする新しい仕組み

 「クラウドファンディング」は、群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語。特徴は少額から気軽に参加できることだ。ソーシャルメディアと連携し、そのつながりから参加を呼びかける。

 Facebookの台頭でこの「クラウドファンディング」が注目を集める中、国内におけるスポーツの競技団体が起案者となり、ファンに支援してもらいながら盛り上げていくというプロジェクトがスタートした。従来、企業スポンサーからの協賛支援で成り立っていた各スポーツ競技団体やアスリートの活動。それが近年の企業の経営合理化などで困難になり、日本のスポーツ界を取り巻く環境が年々厳しくなっているという。

 そこで立ち上がったプロジェクトが「日本スポーツ応援団」。日本代表選手をはじめとした目標や夢を持って真剣に活動をしているスポーツ団体やアスリート、さらにはスポーツ施設やアスリートの競技引退後の活動などもファンやサポーターが応援できるというもの。スポーツを愛する人たちが、スポーツに関わる人たちの資金難を解決し日本のスポーツ全体の活性化を図る。ソーシャルメディアと連携し、インターネットを通じて支援できるため誰でも気軽に参加できる。

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 ■小学生のレスリング大会にメダリスト

 「日本スポーツ応援団」で最初に成立したプロジェクトは、レスリングジュニア(小学生)の日本一を決める「第31回全国少年少女レスリング選手権大会」(7月25~27日、代々木第一体育館)にジュニアの憧れの存在であるオリンピアン(メダリスト)を派遣し、世界の技を直接肌で感じられる機会をつくる、というプロジェクト。目標金額に達すれば、数人のオリンピアンを派遣するというものだった。

 同大会は、公益財団法人日本レスリング協会が主催する小学生の全国大会。北海道から沖縄まで全国200以上あるレスリングクラブから1000人を超える小学生が日本一を目指して戦う国内最大規模のレスリング競技大会。5月31日に募集を締め切ったが、目標金額に達し成立した。

 大会当日は、松永共広選手、松本隆太郎選手、伊調馨選手、吉田沙保里選手の4人のオリンピアンが派遣され、優勝・準優勝選手のプレゼンターを務めた。

 現在進行中のプロジェクトはスキージャンプ界のレジェンドこと葛西紀明選手が、8月23日(土)、24日(日)に行われる「2014 FISサマーグランプリジャンプ白馬大会」(長野県白馬村)へ福島県飯舘村の子供たちを招待する「青空笑顔プロジェクト」。2011年から始まったが4回目の開催となり年々支援資金が減少している。今年も1人でも多くの子供を笑顔にするために、少しでも多くの実施資金を集めたいという。「日本スポーツ応援団」では、今後も夢や目標を持って活動するスポーツ関係者をサポートしていく。

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 □葛西紀明選手

 ■ジャンプ観戦で被災地の子供たちに笑顔を

 2011年3月の東日本大震災発生直後から「スキー選手として何かできることはないか」と選手たちに呼びかけ、札幌市内で街頭募金活動を行ったり、福島県飯舘村へ被災地支援団体「青空笑顔プロジェクト」のボランティアと一緒に現地を訪れ、支援金のほか飲料水や食料、ヒマワリの種を児童ひとりひとりに手渡したりしました。

 そのとき出会った子供たちはみんなマスク姿で「外で思いっきり遊べる環境に連れて行きたい」「夢や希望を持ってほしい」と。それで、企業や長野県白馬村の協力を得て、白馬村で行われたジャンプ大会に子供や親御さん、先生たちを招待したんです。子供たちの喜ぶ顔を見て、もっとたくさんの子供たちを招待したいと思ったのですが、人数が増えれば増えるほど資金が足りなくなる。

 ソチオリンピックでスキージャンプ男子団体ラージヒルで16年ぶりにメダルを獲得して、ジャンプという競技に興味を持ってくださる方も多い今だからこそ、もっとこの競技のことを知っていただきたい。ライブで試合を観る迫力を知っていただきたいです。競技が野球やサッカーのようにメジャーになれば、観戦する人も支援する人も増えて選手の力になります。そして「クラウドファンディング」という支援の仕方があるということも多くの方に知っていただきたいです。

 8月23、24日に行われる「2014 FISサマーグランプリジャンプ白馬大会」へ福島県飯舘村の子供たちを招待する「青空笑顔プロジェクト」、今年も一人でも多くの子供を笑顔にするために少しでも多くの実施資金を集めたいです。締め切りまであとわずかですが、みなさまのご協力、ぜひともよろしくお願いいたします。(取材協力:SAJ「I LOVE SNOW」キャンペーン)

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 □吉田沙保里選手

 ■レスリングで子供たちに夢を与え続けたい

 スポーツファンの方々から支援をいただく「クラウドファンディング」という形で、全国少年少女レスリング選手権大会に呼んでいただいたのは初めてです。レスリングはまだまだメジャーではなく、オリンピックでの選手の活躍が少しずつ知名度を上げているのが現状で、ファンの方々が協賛してくださることは本当にありがたいです。

 こうして子供たちとふれあったり、写真を撮ったり握手をして「吉田選手みたいになりたい」と言ってもらえるのがうれしいですし、みなさんの支援が子供たちの夢につながると思うと感謝の気持ちでいっぱいです。

 レスリングも他のスポーツ同様、資金難という問題を抱えています。試合に勝つために必要なことがたくさんあり、みなさんからご協賛いただくことで、選手もより力が発揮できるのではないかと考えています。

 今後も、レスリングの普及とともに、子供たちに夢を与え、力になるようなプロジェクトがあれば参加したいです。今回のことでみなさんの力がひとつになると大きなことができると確信しましたし、こういったプロジェクトがあるということをもっと多くのみなさんに知っていただきたいと実感しました。(取材協力:公益財団法人日本レスリング協会)

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 ≪日本スポーツ応援団≫

 ●ファンひとりひとりが支援できる仕組み

 「日本スポーツ応援団」は、日本のアスリートやさまざまな競技団体からの支援を求める声にファンひとりひとりが直接応えられる「クラウドファンディング」と呼ばれる新しい仕組み

 ●インターネットから誰でも簡単に参加

 インターネットを通じてサポーター登録が可能。また、個別のスポーツ支援プロジェクトにもインターネットから簡単な手続きをするだけで参加できる

 ●0円から始められるスポーツ支援

 スポーツ支援は0円から(情報シェア協力の場合)。選手や競技団体からのお礼に見合う金額を選んで支援することも可能

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 日本スポーツ応援団 運営事務局

 (電)03・6743・1630

 http://sports-ouendan.jp/

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