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今年のノーベル賞、日本人の受賞はあるか 自然科学は京大の森氏らに期待

ニュースカテゴリ:社会の科学技術

今年のノーベル賞、日本人の受賞はあるか 自然科学は京大の森氏らに期待

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 6日から今年のノーベル賞ウイークが始まる。今週は「医学・生理学」「物理学」「化学」「文学」「平和」の5賞。毎年、文学賞で注目される村上春樹氏(65)の受賞はあるのか。日本人候補を中心に、その行方を占ってみる。

 自然科学部門

 医学・生理学賞は、登竜門とされるラスカー賞を今年受賞した京都大の森和俊教授(56)に注目が集まる。細胞内の小胞体という小器官でタンパク質が折り畳まれ、正しく機能する仕組みを解明した。ラスカー賞のほか既にガードナー賞も受けており、両賞は山中伸弥京都大教授(52)も受賞している。

 高脂血症治療薬「スタチン」の開発に貢献した東京農工大の遠藤章特別栄誉教授(80)もラスカー賞の受賞から6年が経過しており、期待が大きい。

 細胞接着因子「カドヘリン」を発見した理化学研究所の竹市雅俊センター長(70)、細胞の自食作用「オートファジー」を発見した東京工業大の大隅良典特任教授(69)と東京大の水島昇教授(48)、脳活動を調べる機能的MRI(磁気共鳴画像装置)を開発した東北福祉大の小川誠二特任教授(80)の評価も高い。いずれも米情報会社のトムソン・ロイターが有力候補に挙げている。

 物理学賞は素粒子・宇宙分野と、物質の性質を究明する物性分野がほぼ交互に受賞する傾向がある。昨年はヒッグス粒子が選ばれたため、今年は半導体など物性分野の可能性が高い。

 日本人では青色発光ダイオード(LED)を開発した名城大の赤崎勇終身教授(85)、米カリフォルニア大の中村修二教授(60)の呼び声が高い。LEDは情報機器や照明などに使う最新の光源として脚光を浴びている。

 物性分野の花形である超電導では、日本のエース2人に期待が高まる。東京工業大の細野秀雄教授(61)は鉄系の超電導物質を世界で初めて発見。東大の十倉好紀教授(60)は高温超電導に関する理論研究の第一人者だ。

 このほか強磁性半導体を開発した東北大の大野英男教授(59)、物性理論の先駆的な業績で知られる産業技術総合研究所の近藤淳名誉フェロー(84)らの名前も挙がる。

 化学賞は有機化学分野から選ばれる公算が大きい。有機化学は4、5年周期で授賞対象になっており、鈴木章氏(84)と根岸英一氏(79)らが受賞した前回の2010年から4年が経過したためだ。

 日本では東大の向山光昭名誉教授(87)への期待が大きい。炭素同士を結合させる新たな合成法を開発し、医薬品産業などの発展に貢献した。ほかに微生物化学研究所の柴崎正勝所長(67)ら複数の候補者がいる。

 他の分野では酸化チタンの光触媒作用を発見した東京理科大の藤嶋昭学長(72)、多孔性材料を開発した京都大の北川進教授(63)、リチウムイオン電池を開発した旭化成の吉野彰フェロー(66)らが期待されている。

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