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アノニマスの陰湿な嫌がらせ イルカ・クジラ漁を標的にサイバー攻撃

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アノニマスの陰湿な嫌がらせ イルカ・クジラ漁を標的にサイバー攻撃

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 システムを手がける業者は、県と市町村とでつくる協議会が公募。サイバー攻撃などに対して24時間365日対応が可能なことや、システムの問題発生時(インシデント)には遅くとも90分以内に各市町村に担当者を派遣できることなどを条件とし、この結果、県内のIT企業が候補に決定した。森井教授は、こうした県や市町村の取り組みを「アノニマスのサイバー攻撃だけではなく、情報漏洩(ろうえい)などにも有効で意義がある」と評価する。

 市民に必要な情報を伝えるツールの一つである自治体のサイトを狙った悪質なサイバー攻撃。日本の文化であるイルカ・クジラ漁への陰湿な嫌がらせが新たな段階に入ったともいえそうだが、県情報政策課の担当者は「サイバー攻撃への対処は一度で終わりというものではない。アンテナを高くして情報収集を続け、今後もよりよい対策を考えていきたい」と話している。

このニュースのフォト

  • イルカの追い込み漁=和歌山県太地町
  • サイバー攻撃を断続的に受けている「くじらの博物館」=和歌山県太地町

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