「ベントレーのバンパー外れたやろ!」超高級車オーナー激怒…悪いのはどちら?
更新男性側もフラップ板が上がったことがおかしい、とは言っていない。問題としたのは運営会社の説明・告知義務だった。男性側は「車両が通過していなくても、センサーの反応によってはフラップ板が上がる可能性があったのに、コインパーキングにそうした告知はなかった」と訴えた。
果たして6月に言い渡された地裁判決は、男性側の主張を認めず、請求を棄却した。
現場について「無人のフラップ式駐車場であることは一見して明らか」とした上で、運営会社側は有料駐車場であることを看板で表示し、車室の位置も白線で明確に表示している、と指摘した。
センサーが車を検知した後、フラップ板が上昇するまでの時間は初期設定では2分だったが、運営会社側は3分に設定して余裕を持たせていた。
判決は「駐車位置を決めるまでに必要な時間を超えて車室内に滞留すれば、フラップ板が上昇する可能性があると十分認識が可能。設定の3分間は駐車位置を決めるまでに必要な時間として十分である」と述べ、わざわざ告知する義務はなかったと結論づけた。
