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仕事・キャリア
慶応大はなぜ就活に強いのか キャンパスとともに学生の意識も一変
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慶応大学、三田キャンパスの東門=東京都港区三田
何事も取り組む環境が大切とよく言われますが、就職活動にも同じことが言えると思います。その例に挙げるのは、就職活動に強い大学として広く認知されている慶応大学。偏差値の高い大学だけに、基礎学力の高さに定評がありますが、今回は学力とは違う環境という側面から就職活動に強い理由を考えてみたいと思います。
地方の大学では珍しいと思いますが、慶応大は学部や学年によって通うキャンパスが異なります。
中でも文系学生の大半は、大学生活4年間を1つのキャンパスのみで過ごす訳ではなく、最初の2年間を神奈川県にある日吉キャンパスで、残り2年間を東京都にある三田キャンパスで過ごします。
多くの学生は、徒歩や自転車で通える日吉キャンパス近くに住居を構えるのですが、日吉キャンパスの周辺は住宅地です。そのため、特に人目を気にする必要はなく、ジャージやスウェットで大学に通う学生が多いのです。
慶応大の学生に聞いても、「日吉キャンパスに通っていた時は、所属サークルのスウェットで通っていた」「入学当初は、服装など身なりに気をつかっていたが、1年時の夏季休暇を過ぎると変に気をつかわなくなった」「寝起きの状態でそのまま学校に行っていた」-などとの答えたありました。しかし、3年生になり三田キャンパスに通う様になると、それは一変するそうです。
服装などの身だしなみに気をつかうようになるのです。その理由について聞くと
「キャンパスのある三田はビジネス街ということもあり、ジャージやスウェットで通うのは恥ずかしい」
「1、2年時は、日吉キャンパス近くに住んでいて乗り物を利用することはなかったけど、三田キャンパスに通うとなると電車に乗るので、最低限の身だしなみは必要」-などの意見がありました。
さらに、キャンパスが変わる時期も影響しているようです。
「三田キャンパスに移る時期は3年時の4月で、4年生は就職活動真っ只中。先輩たちは、卒業後の進路の為に就職活動を頑張っていて、キャンパスには異様な緊張感がある」
「日吉キャンパスに通っていた時は、みんな私服だったし、サークルのジャージやスウェットを着ている人が多かった。でも、三田キャンパスに移ると、周りにいる4年生はみんなスーツを着ているので、だらけたかっこうはしにくい」
「就職活動に挑む先輩たちをみると、いやがおうでも、来年自分が就職活動をしている姿を想像してしまう」
-など、学生生活の拠点が変わるのに加え、緊張感を持って就職活動に挑んでいる4年生をみて、スイッチが入るのでしょう。
慶応大学の様に、ビジネス街にキャンパスを構えていたり、就職活動に本格的に取り組み始める3年時にキャンパスを移ったりできるなど、同様の条件の大学は多くないと思います。
ただ就職活動に取り組む上で、いい環境を自ら作ることはできると思います。それは、例えば、インターンシップに参加したり、留学をしたりするなどのことです。
今がよければそれでいいというのではなく、卒業後の将来に向けて準備をする。これから就職活動を迎える新3年生には、就職活動に挑む上でベストの環境を自ら作り、後悔のない就職活動にしてもらいたいものです。(「内定塾」責任者 高嶌悠人)