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機上から景色を楽しもう! 帰省、旅行…座席確保に一工夫

ニュースカテゴリ:暮らしの余暇

機上から景色を楽しもう! 帰省、旅行…座席確保に一工夫

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 年末年始は帰省や旅行で飛行機を利用する人も多い。目的地まで早く行けるのが飛行機の良さだが、窓から見える景色も旅の楽しみの一つ。これぞ、という景色を見るためには座席の確保など準備も必要だ。(平沢裕子)

 HPでチェック

 飛行機から景色を楽しむには窓側の座席を確保することが大事なのは言うまでもない。ただ、窓際でも翼の横の席は翼が邪魔で、地上の景色は見えない。翼のすぐ後ろもジェットエンジンから排出される高温の排ガスの影響で空気が揺れ、景色がゆがんで見える。

 10年以上前から飛行機の窓から見える風景を撮影している倉敷芸術科学大学の唐木英明学長は「きれいな景色を見るためには翼の前か、排ガスの影響が少ない一番後ろの席がおすすめ」と指摘する。

 一方、全日空(ANA)広報室は「写真を撮るなどこだわる方は別だが、気にならないという方も多い。景色を楽しむだけなら問題ないでしょう」。

 窓側でも右左で見える景色が違う。ANAはホームページ(HP)で国内線の飛行ルートとどんな景色が見えるかを「空から見える景色のご案内」として紹介している。

 例えば、東京(羽田)から福岡へ向かう便では右側の窓からは、乗鞍岳▽津山▽津和野▽萩。左側の窓からは、富士山▽名古屋▽京都▽宮島▽関門海峡。福岡から東京(同)へ向かう便では右側は、豊後水道▽紀伊半島。左側は、瀬戸内海▽淡路島▽知多半島▽駿河湾▽石廊崎▽富士山-が見える。好みにもよるが、「福岡→東京(同)便」では、景色にバリエーションのある左側の方が見どころが多い印象だ。

 オーロラだって

 夜の場合は山など自然の景色は見えないため、街明かりの夜景が見える席がおすすめだ。日本航空(JAL)の旅の提案サイト「JAL旅プラスなび」では、ボーイング777の機長が国内や海外の夜景について紹介。日本周辺の洋上ではいさり火がきれいに見えることもあるといい、昼の便では味わえない景色が堪能できる。

 夜が長い今の時期は、国際線の中で米国線(成田→ニューヨークなど)やヨーロッパ線(羽田→パリなど)など北極圏を飛ぶ便ではオーロラが見えることもあるという。JALによると、3月ぐらいまではチャンスがあるといい、北側を向いた窓の席がおすすめのようだ。

 年末年始は座席を確保するだけでも大変なイメージがあるが、日程や時間帯によってはぎりぎりでも希望の席が取れることもある。ただ、早めの予約がより確実だ。

 希望の席が取れても期待通りの景色が見えるかは気象条件にも左右される。唐木学長は「いくら準備をしても、きれいな景色が見えるかはそのときの運。だからこそ見えたときの感動は大きく、思いがけない美しい風景と出合うこともある」と話している。

 ■シャッタースピードは速く

 6月に世界文化遺産に登録された富士山。羽田や成田から南へ向かう便ならいずれの便でも見えそうだが、富士山の真上を飛ぶ便では見えないことが多い。「羽田→岡山」がそれで、週に1度、この便を利用する唐木学長によると、「富士山が見えるのは10回に1回ぐらい」。一方、「岡山→羽田」は浜松上空を通るため、雲に邪魔されなければ見えるという。

 美しい景色を見ると写真を撮りたくなる。きれいに撮るコツは「カメラのレンズをガラスから少し離し、シャッタースピードは速くすること」(唐木学長)。

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