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春闘「へこんだ賃金是正したい」 JAMの五味哲哉氏
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JAMの五味哲哉総務・企画グループ長の一問一答は次の通り。
--5年ぶりとなるベースアップを春闘要求に組み入れる
「デフレ脱却へ向けて、賃上げによって経済を活性化させたいという社会全体の動きがある。各組合もこの趣旨は理解している。これまではリーマン・ショックや東日本大震災の影響でベアを要求できなかった。景気が上向きになりつつあるこの機に要求しようという機運がある」
--円安の影響は
「加盟組合の会社はサプライヤーが多い。円安による資源高によって輸入価格が上昇し、生産コストが上がっているが、価格転嫁できていない。仕事は増えているので利益は確保してはいるが、余裕はない」
--安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」による恩恵は
「加盟組合の会社の業績は全体的には少し上向きになり、底上げが図られている。しかし明暗がはっきり分かれている。自動車関連は良いが、電機の回復は不十分だ」
--それでもベアを要求するが、加盟組合の反応は
「なぜ4500円ものベアを要求するのかという声もある。『本当に要求するの』というのが組合の本音だ。しかし今回は対前年比でそれなりに利益が出ている。ここで要求しなければ、今後できる場面がないかもしれない。今年はデフレ脱却のための大きなターニングポイントになるだろう」
--要求を勝ち取ることはできるか
「正直厳しいだろう。しかし要求して交渉する。これまでにへこんだ賃金を是正したい。そして要求する以上は何かを勝ち取る。賃金としてでなくても、労働時間短縮、休日増などの条件改善や、退職金制度、企業年金制度などで妥結しやすくなるのではないか」