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内々定が出ないワケ 「何が悪かったのか」「このままでは就職できない」

ニュースカテゴリ:暮らしの仕事・キャリア

内々定が出ないワケ 「何が悪かったのか」「このままでは就職できない」

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【プロが教える就活最前線】

 平成26年度に卒業する学生の就職活動も佳境を迎え、内々定を複数社もらった学生がいるのに対し、まだ内定をもらっていない学生も多くおります。自分の周囲は内定をもらったのに、自分はまだどこからももらっていない。「何が悪かったのか」、「このままでは就職できないのでは」と就職活動の不安に関する相談が増えております。内々定が出ない理由には、さまざまな要因がありますが、一番の原因に準備不足が挙げられます。

 実際にどのような準備が必要になるのでしょうか、下記のように分類しました。

・自己分析:強みや弱み、頑張ったことをまとめていきます。

・企業研究:自己分析から自分に合った業界の研究を行います。

・エントリーシート作成:自己分析をもとに各企業のフォーマットに合わせて作成します。

・テスト対策:各種テストがありますが、基本はSPI(総合的な人事適性検査)対策になります。

・面接、グループディスカッション対策:練習をすることで、本番に強くなります。

 これは就職活動をしている学生ならば、基本的に実施している内容と考えられます。ここで重要なのが、これらを開始する時期です。実際に自己分析をして、企業研究を真面目に行う場合、結構な時間がかかります。自己分析と企業研究を表面的に行ってしまうと、エントリーシートの通過率低下、面接までたどり着いても、曖昧な志望動機、乏しい業界知識のため面接で落とされるケースが多々見られます。

 後悔のない就職活動を行うためには、まず開始時期が重要です。特に平成27年度卒の就職活動の時期が大きく変更になるため、企業、大学、学生と混乱が生じると考えられます。平成25年4月19日に開催された「経済界との意見交換会」において、安倍総理から経済界に対し、平成27年度卒業・修了予定者からの就職・採用活動開始時期変更の要請がありました。

 この要請に日本経済団体連合会(経団連)が応じる形となり、平成27年度卒の就職活動時期が、大学4年生の3月に広報活動解禁、大学4年生の8月に採用選考開始と大幅に後ろ倒しになります。8月に採用選考開始というのは、主に面接が始まるということで、それまでにエントリーシートの提出などの選考が実施されていくと考えられます。

 この経団連による就職活動時期変更は、就職活動生に大変な影響を及ぼすと考えられます。その一つに経団連加盟企業が1300社程度であることです。加盟企業の中で、全ての企業がこの倫理憲章に合意しているわけではありません。経団連加盟企業は、大手企業が中心とはいえ、新卒採用をしている企業が国内で10万社程度あるといわれるなか、経団連加盟企業は非常に少ない数です。また、外資系企業、経団連加盟企業以外は、経団連よりも先に選考を開始(今まで通りの時期に開始)することで、先にいい人材の確保を行うことが予想されます。このことから、今年の就職活動は2段階になることが想定されます。現在と同時期に、外資系や経団連に加盟していない企業の就職活動が始まり、それが一段落した段階で、経団連加盟企業の就職活動が始まることになるのです。学生にとっては、経団連加盟企業に絞って就職活動をするという選択肢もありますが、短期間に選考が集中するため、受けられる企業も限られ、その時期の学業との両立は難しくなるのは間違いないと考えられます。結果的に多くの学生は、外資系や経団連に加盟していない企業の選考を受けるため、現在の4年生と同じ時期から就職活動を開始することになります。

 では実際に、冒頭で述べた対策をいつから開始したらよいかですが、それは早ければ早いだけいいと考えられます。理由としては、就職活動を行う事前段階に、インターンシップを受けることの重要性を認識していただければと考えております。インターンシップは企業の多くが実施しており、インターンシップを受けることで、実際に企業で働くイメージを持つことができ、業界、企業研究にもなります。また希望する企業の選考が進む中でも、インターンシップを受けていることからES作成、面接とうまく進めることができるようになります。次回にインターンシップの重要性についてさらに詳細にご紹介をさせていただきます。(「内定塾」講師 脇坂 健一郎)

 ここ10数年で新卒の就職活動も大きく変化してきました。今年は特に変化の年になります!!新卒の就職活動は、世の経済状況や世相を反映しやすく、年によって状況が異なります。全国10校舎持つ就活塾・予備校最大手の「内定塾」講師が週替わりで、就活事情の最前線をご紹介します。

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