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海外発祥スポーツイベント続々 参加者交流に比重、女性に大人気
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カラーミーラッドでは、コース中の数カ所のポイントで着色コーンスターチがかけられる=千葉市(主催者提供) 海外発祥のスポーツイベントが今年、相次いで国内で開催されている。誰でも気軽に参加できるような工夫がされたり、チーム参加でコミュニケーションの場を提供したりと、従来型のスポーツ大会とは趣が異なるようだ。(日野稚子)
海外では「ファン・ラン」と呼ばれるランニング大会が人気だ。設定されたコースを走る中で一工夫を施し、完走以外の楽しみを加えたイベント型ランニング大会という。
そのうちの一つが、走行中に色付きの粉を浴びるランニング大会で、今年に入り、米国の2団体が相次いで国内開催した。「THE COLOR RUN」(カラーラン、主催・IMG)と「COLOR ME RAD」(カラーミーラッド)で、いずれも参加者は白色のTシャツを着て、設定された5キロのコースを走る。途中、数回にわたり、着色したコーンスターチをかけられるため、Tシャツも含め、徐々に「全身色まみれ」のような状態になる。完走したことに対する表彰などは一切なく、当日は会場内ステージで音楽ライブが行われ、参加者の気分を盛り上げる仕掛けがあるのも特徴だ。
カラーランは参加費7千円で、3月に千葉県袖ケ浦市、4月に神奈川県相模原市でそれぞれ定員5千人で開催。大会事務局によると、未就学児は参加無料のため、実際には7千人規模となった。「参加者の約7割が女性で、年齢は20代が中心。未就学児連れの親子参加も多かった」(大会事務局)
カラーミーラッドは4月に千葉市美浜区で開催され、1万人規模の盛り上がりで、女性が75%を占めた。主催の一つ、ローソンHMVエンタテイメント(東京都品川区)の担当者は「ベビーカーに子供を乗せた女性や中高年の参加もあった」。7月予定の大阪市内での大会(参加費5500円)は1万人の定員が4時間で、9月の東京都江東区での開催(6500円)も2万人分が募集翌日にそれぞれ埋まった。
担当者は「ランニングは誰でもできるスポーツだが、従来の大会は初心者や未経験者が気軽に参加するには心理的ハードルが高かった。距離は5キロ、粉を浴びるというイベント性が加わったことで参加しやすさが伝わったからではないか」。9月15日の新潟市で行われる大会は参加費5500円(早割価格)で、今月28日の正午から受け付ける。
複数の競技種目を用意し、真剣勝負しながら参加者同士の交流を図る大会もある。
9月に東京都内で行われる「ザ・コーポレートゲームズ東京2014」。1980年代末に英国企業が市民参加型スポーツ大会として始め、既に30カ国60都市で開催実績があり、世界大会もある。東京大会実行委員会のメンバー、三井不動産レジデンシャル(中央区)市場開発部の池内順平さんは「海外では社員レクリエーションとして企業が数百人規模で参加したり、国外参加者がいたりするなどスポーツを通じた交流イベントの意味合いが強い」と話す。
東京大会はドッジボールや野球など団体種目、ボウリングやテニスなど個人競技も可能な計13種目で約1万人を想定。年齢、プロ、アマチュアを問わず、団体参加は服装をそろえるのが条件となっている。フットサルでは現役プロ選手チームも参戦という。
参加費は基本的に1人6480円で現在、募集中。社員400人分の参加費を会社で負担する印刷会社がある一方、友人や家族といった申し込みも2割を占める。余裕があるのはマラソンと同じ42・195キロをチームで走るリレーマラソンなど。池内さんは「団体競技も気軽に参加できる新たな交流の場になれば」と期待している。