ニュースカテゴリ:暮らし
余暇
小中学生の親子、8割超が「冒険」に意欲的 子供は冒険心、親は子育て視点
更新
「冒険に一緒に行きたい人」の子供の回答。年齢が上がるにつれて「父親」が減っていくのが目立つ 夏休みを前に、バンダイは小中学生とその親の840組を対象に、「冒険」に関する親子アンケートを行った。冒険をめぐる映画やアニメが人気とあってか、8割以上の親子が「冒険に行きたい」「行かせたい」と答えるなど、意欲的な回答となった。
「冒険に行きたい」と答えた子供は82.6%、「行かせたい」という親は83.7%だった。
次に「冒険に行きたい/行かせたい理由」の設問には、子供は1位が「感動(わくわく)したい」で45.0%、次が「その場所に行ってみたい」で39.3%と、この2つで8割を超えた。一方、親は「そこでしかできない経験をさせたい」がトップで50.8%、次が「非日常体験、普通の生活では味わえないことをさせたい」で44.1%とこの2つに集中した。
「冒険に行ってみたい/行ってほしい場所」を聞いたところ、子供の回答は1位が「宝島」で24.5%、2位が「宇宙」17.1%、3位「外国」12.8%とこの3つで過半数に達した。親の回答は1位「外国」25.3%、2位「宇宙」14.4%、3位「宝島」10.5%で、こちらも上位3つで5割を超えた。4位は親子とも「南の島」だった。
回答のうち、「宇宙」はお遊び感覚の回答だろうが、「外国」となると非常に現実的だ。割合をみると、親の回答が子供の回答のほぼ2倍ある。親の回答コメントには「グローバルな人間になってほしい」「異文化を肌で感じてほしい」「見聞を広げてほしい」など子育て視点が強く出ていた。
「冒険に一緒に行きたい人」という設問では、子供は1位が「友達」で38.5%、2位が「父親」で19.3%、3位は「母親」「家族」がともに13.0%だった。4位が「ひとり」で7.3%だった。
これに対し、親の「冒険に子供と一緒に行ってほしい人」の回答は1位が「友達」で29.6%だったが、2位は「ひとり」で25.5%。これは4人に1人の割合で、子供に対して「自立してほしい」「成長してほしい」という願いが表れた結果となっているようだ。3位は「家族」で14.1%、4位は「父親」で13.4%だった。
この調査は今年6月11-13日の間にインターネットで実施。小学生各学年と中学生の男女それぞれ60人ずつ、計840人を選び、その親に子供と一緒に答えてもらった。