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10年後は大金持ち? 森永卓郎さん「中国製のブリキのおもちゃを買います」
配信元:@DIME
更新もし、何も考えずに使える1万円と100万円を手にしたら?貯金もいいけど、ビジネスパーソンとして飛躍したいなら自分のためにも将来につながる使い方をしたい。賢いお金の使い方をマスターせよ!
「コレクションすることの楽しみを謳歌しながら投資もできる!」
森永卓郎さん
1957年東京都生まれ。経済アナリスト。経済評論以外にも、趣味の知識を生かして幅広く活躍。『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ系)の金曜日パネリストなどで出演中。
◎今、集めるだけで10年後は大金持ちに!?
私だったら1万円で中国製のブリキのおもちゃを買いますね。なぜかというと、中国ではもう作られていないのと、経済が発展したことによって中国人の趣味嗜好が変わってきて「ブリキのおもちゃなんて、くだらない」と思われているから。
そこで思い出していただきたいのが、日本のことなんです。ブリキのおもちゃブームが起きて、何百万の値がつく品もあったじゃないですか。同じことが、中国でも起こると思うんです。
というのも、中国では一昨年くらいに切手ブームが起きて、1枚1000万円とかトンデモなく暴騰したんですが、今は切手バブルが崩壊中。日本も60年代には切手の「見返り美人」が1枚8万円とかでしたよね。
そう考えると、今、中国は日本の60年代の位置づけなのでブリキのおもちゃのブームも来ると思うんです。物によりけりですが、安ければ300円で買えるのもあるので、1万円あれば30個。10年後には大金持ちになれるかもしれない(笑)。
【1万円の使い方】中国製のブリキのおもちゃを買う
中国製の見極め方は簡単で「安いブリキのおもちゃはすべて中国製。値段は千差万別で、高いもので4000~5000円くらい」。日本並みに上がれば、1個1000万円になるのも不思議じゃないとか。
100万円なら、私はまだ自信がなくて手を出せていない、小判のコレクションですね。
小判はザックリ言うと江戸時代の本物なら30万円前後、大判だと100万円以上するんです。ところが、ネットオークションを見ていると2万や3万の明らかな偽物から、10万円の偽物だったら高いけど本物だったら安い、真偽が微妙な小判も出品されている。これらを目利きするのは、すごいスリル。
もっとも絶対に失敗したくないなら、ちゃんとしたお店で買えばいい。100万円あれば3枚は買えるし、金が含まれていて最低限の価格が保証されているから、飽きたら売れる。
でも、自分の目利きを信じて買って、友達を家に呼んで「ほ~ら、小判だぜ」って、玉石混交の小判コレクションを自慢して、みんなで小判を噛んだりしながら本物を当てるゲームをしたほうが楽しいと思うんですよね。
【100万円の使い方】小判をコレクションする
小判をコレクションする楽しさは「元禄時代に幾度も改鋳をやったことで、金の純度がどんどん下がっていくとか、歴史背景も含めて小判を見ているだけで楽しい(笑)」。