オンライン大学の国内事情 「物差しが違う…」認知度アップの鍵は?
更新「オンラインを活用していない人はもともと物差しが違うので、実務家が専任教員として教えていることが理解できないのかもしれない。うちの大学が何をやっているのか、どうやって教えているのかを聞いてほしかった」と嘆く。
既存概念との隔たりはほかにもある。
オンライン大学はネット上での個別のやりとりが原則だが、昨年4月に学部長に就任した宇田さんは「仲間意識の醸成にはリアルに直接顔を合わせて議論する場も必要だ」と中国の上海や米シリコンバレーへのスタディツアーを実施した。
日本から学生を連れて行き、事前学習として現地の企業人らと議論や交流をするカリキュラムだ。学生からの学費で運営している大学なので、一部学生のために大学から金は出ない。渡航費は学生の自前だ。
「身銭を切ると熱の入り方が違う」と充実したツアーの唯一の障害は担当教授が同行できないことだった。「文科省の規定で我々の大学はリアルに教えてはいけない。担当教官はあくまでオンラインでとされているので、質疑応答はパソコンを開いてやりとりした」そうだ。
