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志望する業界が絞れない… 顧客視点で企業の価値を考えて

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志望する業界が絞れない… 顧客視点で企業の価値を考えて

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 内定した金融関係の会社に入社することになったものの、「もう少し幅広い視点で活動すればよかった」と振り返っていました。何を起点に業界選びをするかは、とても難しいですよね。

 実際、業界研究の目的は何でしょうか。将来、成長しそうな業界を探すのもいいでしょう。しかし、最終的には、自分が仕事に何を求めているのかを知ることが大切なのではないでしょうか。そのため、業界選びには、「自分がどんな仕事をし、どんなやりがいを得たいのか」という自己分析と、「自分の希望を満たすことができる業界はどこなのか」を見つけ出す業界研究の2つの視点が必要なのです。

 まずは、企業が商品やサービスを提供した結果、誰から「ありがとう」と感謝されているのかを想像してみてください。

 例えば、コーヒーショップ。コーヒーという目に見える商品を提供しているだけではなく、安らげる空間も提供し、利用者から感謝されています。銀行の場合は、企業にお金を貸すだけではありません。融資先の経営者の志をかなえようと市場調査をしたり、事業計画の見直しに取り組んだりして一緒に奮闘し、「ありがとう」と言われているのです。

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