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【江藤詩文の世界鉄道旅】タリス(3)ベルギーとフランスは同じ!? 国境を越えて走る紅の特急列車

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【江藤詩文の世界鉄道旅】タリス(3)ベルギーとフランスは同じ!? 国境を越えて走る紅の特急列車

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 砂糖とミルクのついでにスティックチョコレートも返しかけて手が止まる。わ、ヴァローナじゃないか。それを感じたのだろう。売り子のおばさんがもう2本差し出してくれた。「こちらもどうぞ。“ベルギーのチョコレート”はおいしいからね」。ベルギー人というおばさんの言葉に耳を疑う。なぜってヴァローナはフランス製なのだ。

「いいのよ、ベルギーもフランスもほぼ同じだから」。そう言って笑いながら「そんなことを気にするなんて、あなたはどこの国の人?」とおばさん。「へぇ、日本人って細かいのね。だいたいのヨーロッパ人は、ヨーロッパのものであればどこの国かなんて気にしませんよ」。

 EUが発足して20年ちょっと。「ベルギーとフランスは同じ」とおばさんが話していたちょうどその頃、タリスはいつの間にかベルギーからオランダへと国境を越えていた。

■取材協力:ベルギー・フランダース政府観光局

■江藤詩文(えとう・しふみ) 旅のあるライフスタイルを愛するフリーライター。スローな時間の流れを楽しむ鉄道、その土地の風土や人に育まれた食、歴史に裏打ちされた文化などを体感するラグジュアリーな旅のスタイルを提案。趣味は、旅や食に関する本を集めることと民族衣装によるコスプレ。現在、朝日新聞デジタルで旅コラム「世界美食紀行」を連載中。ブログはこちら

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  • バーカウンターの壁には4カ国語で「ようこそ」と書かれている
  • タリスの外観と観光名所をデザインした紙袋や紙コップの写真を撮っていたら、お土産にいくつももらってしまった
  • ホットチョコレートとワッフルで4ユーロちょっと。インスタントの袋を客の目の前で破く大ざっぱな感じも……日本人の私には新鮮だった
  • ウェルカムバーの内装といい、とにかくデザインがお洒落なタリス

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