【局アナnet】三保松原+子育てパワー 御穂神社 荒木麻里子
更新約7kmの海岸線に3万本あまりの松林が続く三保松原(静岡市清水区)は羽衣伝説で有名な国内屈指の景勝地です。2013年に「富士山信仰の対象と芸術の源泉」として世界文化遺産の構成資産に認定されて改めて脚光を浴びています。
<< 下に続く >>
今回紹介するのは、三保松原から500mほどの参道を抜けたところにあり、やはり構成資産に含まれる御穂(みほ)神社です。平安時代の書物にも記録が残る古社で、この地を長く静かに見守ってきた趣があります。
境内で目立つのは「子供」という言葉。鎮座する神馬は子供の守り神として親しまれてきました。年2回の祭では、うまやの扉が開き、馬のおなかをくぐってお供えの豆を食べるとおねしょなどが治るといいます。
御穂神社祭神の父母にあたる神々が子育ての神として信仰されていることが由来のようで、境内には子宝・安産・子育ての神を祭る子安神社があります。
観光ボランティアの話では、近年観光客が増え、海外からの人は特に神馬の話などに耳を傾けているそうです。富士山の世界文化遺産登録が契機となったのかもしれません。現在1歳の息子の子育てをしている私にも心強いパワースポット。名勝・三保松原とともに何度も訪れたい場所です。
<プロフィル>
あらき・まりこ 静岡放送出身、大学在学中はカリフォルニア州立大学へ留学、フリー転身後もスポーツ、ニュース、各種イベント司会などを担当。
局アナnetは日本最大級の局アナ経験者ネットワーク。運営するLocal Topics Japan(http://lt-j.com/)では全国の地方の観光情報を日本語、英語と動画で紹介しています。コラム関連動画もごらんになれます。


