高学歴女性はなぜ出世に消極的なのか 彼女たちが強く求めている「報酬」
配信元:PRESIDENT Online 更新「『年上の部下』『(すべての年齢の)男性社員』という部内の“抵抗勢力”を引っ張って行かなければならない(管理職を務める)のは正直しんどい。彼らは『働き方改革だ』『女性を重用しなければ』と言いながら、心の中では女性を下に見ている。腹立たしいけれど、その考え方を改めさせる作業は仕事以上に大変です」(銀行・36歳・既婚・子ども2人)
管理職になれば、仕事に打ち込むだけでなく、社内の人間関係や力学にも目配せしなければなりません。女性管理職の比率が低いのは、男性管理職ばかりという閉鎖的な職場環境にひとつの問題がありそうです。
【高学歴女性の社員の特徴2:自分の能力やスキルを活かしたいという気持ちは強い】
アンケート調査結果では、「自分の能力やスキルを活かすために働くことが重要だ」と考えている女性(「そう思う」「強くそう思う」と回答した女性)は、就活時点で約6割近く存在しています。この比率は、アンケート回答時点においても大きく変わりません。結婚や出産などのライフイベントを経ても、仕事を通じて、自分の能力やスキルを活かしたいという気持ちの強さに変わりはないということがわかります(図表2)。
管理職に就く女性が強く求める「報酬」とは?
実は、「自己成長のために働くことが重要だ」「興味・好奇心を追求し、喜びや充足感を得るために働くことが重要だ」と考えている女性(「そう思う」「強くそう思う」と回答)も、就活時点とアンケート回答時点とで、ほとんど変わりませんでした(約6~7割)。
「出世・昇進する」「高い報酬を得る」ことを求める意識は、いわば「外的報酬」と言われます。一方、これら「自分の能力やスキルを活かす」「自己成長する」「好奇心・充足感を得る」ことを求める意識は、「内的報酬」と言えます。つまり、多くの女性は、金銭や肩書ではなく内的報酬を追求する熱い気持ちを、就活時だけでなく結婚・出産などを経験した後も持ち続けていることになります。
このため、女性の活躍を促すためには、仕事と家庭の両立支援制度の整備だけではなく、女性の能力やスキルを活かせる仕事を与えることが重要であると考えます。




