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【IT風土記】三重発 アコヤ貝の“声”を読み解き海の異変を察知「貝リンガル」

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 英虞湾には、ミキモト以外にも約300を超す養殖業者が真珠養殖を手掛けている。三重県の真珠生産量は愛媛県、長崎県に次ぐ3位の規模だが、養殖業者の数は全国で最も多いという。三重県は年間約4200キロの真珠を生産しており、県の経済を支える重要な産業だ。

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 英虞湾で50年以上にわたって真珠養殖を手掛けてきた中井真珠養殖場の中井義久さんも「貝リンガルのすごいところは、海中にごくわずかのヘテロカプサが存在するだけで反応する。ヘテロカプサは見つけにくいプランクトンで、目で見える段階ではもう手遅れになってしまう。貝リンガルの反応を見ることで、貝に被害が表れる前に対策を打つことができるようになりました」と評価している。

英虞湾で50年以上にわたり真珠養殖を手掛ける中井義久さん。真珠養殖の苦労を話してもらった

英虞湾で50年以上にわたり真珠養殖を手掛ける中井義久さん。真珠養殖の苦労を話してもらった

 海のことを海の生き物に教えてもらう-。そんな発想から実用化された「貝リンガル」の技術は、生物とIT技術の融合という点で先駆的な取り組みと言えるが、その技術は今後どう応用されていくのだろうか。

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  • アコヤ貝から生まれた真珠(ミキモト提供)
  • ミキモト真珠研究所がある同社の多徳養殖場。高台には御木本幸吉が晩年を過ごした住まいが今も残っている
  • ミキモト真珠研究所の岩橋徳典副所長
  • 多徳養殖場に設けられた貝リンガル。ブイの上に太陽電池が設置され、電力が確保されている
  • 貝リンガルのブイの下には、センサーを取り付けたアコヤ貝が網に入れられ、海に沈められている
  • 三重県水産研究所企画・資源利用研究課の津本欣吾課長
  • 英虞湾で50年以上にわたり真珠養殖を手掛ける中井義久さん。真珠養殖の苦労を話してもらった

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