大阪北部地震で電話不通の中「SNS」が威力 「家族に無事伝えられた」安否確認に重宝も
更新28年の熊本地震の教訓を踏まえ、LINEを非常時の有効な連絡手段と評価するのは熊本市だ。今年4月にはLINEを活用した避難訓練を実施。避難者数や負傷者の有無などの情報をLINEで伝え、グループ機能で共有し課題を探った。
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AIで情報解析
SNSと最新技術を組み合わせ、防災・減災に寄与しようとする取り組みも進む。慶応義塾大の山口真吾准教授(情報通信政策)らは今年4月、SNSで発信される情報を人工知能(AI)で収集・解析し、効果的な支援を行うための訓練のガイドラインを作成。国や自治体などに提言した。
災害の発生直後は「火災が起きている」「赤ちゃんのミルクがない」などの膨大な量の情報がSNSで投稿される一方、人員に限りのある行政側が的確に把握することは不可能に近く、初動の遅れにつながることもある。
このため山口准教授は、AIに情報を的確に整理・分析させることで、行政や警察の初動を早めたり、避難生活後も十分なケアが可能になると考えている。
山口准教授は「今回の地震でもSNSが威力を発揮することが明らかになった。同時に受け手のリテラシー(読み解く力)の養成なども不可欠になる」と話した。



