仕事・キャリア
そのスケジュール管理に無駄はないか? 手帳は選び方よりも「使い方」が大事
常見陽平
さて、手帳をどうするか。毎年、手帳に悩むビジネスパーソンも多いことだろう。私も一時は悩んでいた。毎年のようにビジネス雑誌の手帳特集を読み、東急ハンズやLOFT(ロフト)、大型書店の手帳コーナーに足を運んで品物をみて、模索していた。気合いを入れて高価なシステム手帳を買ったものの、重く、リフィルを買い足すのが面倒で(そこがメリットなのに)すぐに使うのをやめたこともある。
手帳についての結論は、その時のワークスタイルに合ったものを使うこと、会社などに所属している場合は使わざるを得ないツールを使い倒すことがポイントだということだ。さらに言うならば、何を使うかよりも、どう使うかの方が大事だ。
外出する機会が多いか、社内にいる機会が多いか。ルーチンの仕事が多いか否か。社外のパートナーと働く機会が多いか少ないかなどで、ツールの選び方は変わる。また、グループウェアなど社内で使わざるを得ないツールが決まっているなら、それを使い倒すと良いだろう。手帳やスケジュール管理アプリを使うなら、それを保管する目的で選び、使うと良い。
「何」に「どれだけ」時間をかけるか
私はここ数年はGoogleカレンダーを活用している。PC、タブレット、スマホなど手元にある端末のどれを使っても閲覧できること、日、週、月、年などビューを自由に設定できるからだ。空き時間も把握しやすい。これから会う相手に最後にいつ会ったのかもすぐに確認することができる。