教育・子育て

保育ロボ 先進技術で活躍 子供個々に声かけ、寝返りや呼吸を計測

人件費を節減

 保育士の負担軽減にも一役買っている。ビーボが計測した登降園時刻を元に、園児ごとに在園時間と延長保育料を自動で算出。園児の在園状況から最適な保育士のシフト管理もできる。高山京子施設長(40)は「手作業の事務を削減できて保育に専念できる」。年間約350万円の人件費を節減したという。

 グローバルブリッヂの貞松成(じょう)社長(37)は「機械にできることは機械に任せ、保育士が人として子供に向き合う時間を増やしたい。AI(人工知能)の判断も、人間としての保育士の価値判断が土台だ。志の高い保育士が活躍できる環境を整え、将来は発達に関するデータも蓄積して解析できる人材を育てたい」と語る。(牛田久美、戸谷真美) 

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