続々登場、子ども向けの便利な定額制サービス
「あまり知られていませんが、年間に廃棄されるおもちゃの量は、6000トンにもなります。凄まじい数字です。日本は世界でもトップクラスのゴミ排出国です。こういった現状を変えていくためにも、“物を捨てない文化”を子どもたちに伝えていきたい。『このおもちゃは次のお友達のところへ行くんだよ』と教えることで、使えるものはみんなで共有していく。そんな文化ができることを期待しています」(志田さん)
学習効果の高いおもちゃを「トイサブ!プラス」
トイサブ!では昨年新たに「トイサブ!プラス」というサービスを始めた。4歳から8歳の子どもを対象に、より学習効果の高いおもちゃを貸し出すサービスである。
「トイサブ!を運営する中で、ユーザーさんから『3歳になったら辞めないといけないの?』という声を多くいただきました。もっと年齢の高いお子さんのニーズもあると気づいて始めた事業です」(志田さん)
トイサブ!プラスで貸し出すのは、海外で人気のあるSTEM玩具。STEMとは、(Science:科学)(Technology:技術)(Engineering:工学)(Mathematics:数学)の頭文字をとった言葉で、理工系のおもちゃを言う。そこに英語の要素を加えて、海外製の上質な知育玩具を揃えている。
「日本の玩具メーカーは、いわゆるキャラクター玩具が中心で、欧米のような知育玩具は充実していません。ですので、すべて海外から取り寄せた製品です。日本では小学校1、2年で理科が廃止されるなど、理数離れが問題になっています。そのため海外と比べて理科嫌いの生徒が多いんです。早い時期から知育玩具によって算数や理科、英語の世界にふれることで、好きになってもらえればと思っています」(志田さん)
おもちゃをシェアすることで廃棄量を減らし、物を大切にする文化を再構築しようとしているトイサブ!。これからの動きに注目したい。(吉田由紀子/5時から作家塾(R))
《5時から作家塾(R)》 1999年1月、著者デビュー志願者を支援することを目的に、書籍プロデューサー、ライター、ISEZE_BOOKへの書評寄稿者などから成るグループとして発足。その後、現在の代表である吉田克己の独立・起業に伴い、2002年4月にNPO法人化。現在は、Webサイトのコーナー企画、コンテンツ提供、原稿執筆など、編集ディレクター&ライター集団として活動中。