教育・子育て
「そもそも何をすれば…」プログラミング教育に黄信号、準備の遅れ深刻
「恵まれて」先行
一方、先行授業などを積極的に進めている教委もある。
東京都文京区の公立小では、今年1月に行われた公開授業で、グループに分かれた児童がロボットを組み立ててパソコンとつなぎ、動かすプログラムをつくった。
区教委の担当者によれば、区内の小学校では授業に必要な機器はすでにそろっており、教員らに指導方法などを教える外部支援員も各校に週1回のペースで訪れているという。保護者の意識も高いといい、「他の自治体より恵まれている」と担当者は話す。
文科省では、こうした先行授業を参考にしつつ、準備の遅れている自治体への支援を積極的に進める方針だ。同省ホームページで授業教材や教員研修教材を提供するほか、今年9月を「プログラミング教育推進月間」に設定。民間企業と連携した取り組みも進めていくことにしている。
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■小学校のプログラミング教育
コンピューターを指示通り動かせることを体験しながら、論理的思考力を身に付ける教育。身の回りの機械や社会システムが、プログラム(計画)を通して人間の意図通り動くことに気付かせる。プログラミングは、コンピューターが理解できる言語(プログラミング言語)を使ってプログラムを作成し、指示を出す行為。社会で人工知能(AI)の役割が拡大していく中、AIに関する知識を身につける必要があるとして、来年4月から全面実施される小学校の新学習指導要領で必修化された。