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“本物”はどっち? 新潟県でランチパック「イタリアン」なぜか2種類販売中

 モチモチ麺にミートソース。独特の食感と洋風の味付けが受け、両社はそれぞれの地域に根付いていった。いまでは、みかづきが23店舗、フレンドは9店舗を擁するファストフードチェーンに発展した。

 「どちらが本家かなんて言わない。ともに歩む仲間、同志なんです」。ともに監修に携わったみかづきの小林厚志営業部長がこう言えば、フレンドの豊田雅彦社長は「意識していないわけではないけど、『お互い頑張ろう』という関係です」と返す。ネット上の論争をよそに、なんとも新潟県民らしい、おおらかな態度だ。

 売れ行きも地元愛

 2種類のランチパック発売を仕掛けたのは、新潟県のスーパーマーケットチェーン「原信」(長岡市)だ。「ゴールデンウイークで新潟県に戻ってくる方に食べていただきたい」と山崎製パンに持ちかけ、地域振興のために「ご当地ランチパック」を手掛けてきた同社が快諾した。

 気になる売れ行きだが、原信によると、新潟市で「みかづき2対フレンド1」、長岡市で「フレンド2対みかづき1」。いずれも互いの郷土愛の強さを示す結果となった。

 また、山崎製パンによると、6月1日から7月29日までに、2種類合わせて計約7万8000個を出荷。新潟市内を中心としたエリアへの出荷は、みかづき監修が56%、フレンド監修が44%。逆に、長岡市を中心としたエリアへはみかづき監修が45%、フレンド監修が55%と数字が逆転した。

 同社広報・IR室は「それぞれの地域でなじみのある味が好まれる傾向にある」と分析する。

 実食の結果は

 さて、新潟派対長岡派の対決の行方はというと-。

 まず、新潟派の松尾さんがみかづき監修に手を伸ばした。「ソースの色が明るくておいしそうに見える。本物より若干甘くて麺が細いけど、食べ慣れた味がする」と“完コピ”ぶりに感心した様子。続いてフレンド監修をほおばると、「ミートソース感がすごく分かる」と評価した。

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