受験指導の現場から

「うちの子は家では勉強しない」 休校中にフリーの講師が地域でやれること

吉田克己
吉田克己

 大型のテーブル二脚に対して4~5人まで、学校の課題を持ち込んでもらって90分間の自習、質問のとき以外は話さない、苦手と聞いている単元については時折プリントを用意する、お互いにマスク着用、というかたちをとっている。もちろん、賛否両論あることは承知している。

 現時点では、高2&中3の兄弟と中2の男子が週に2~3回やって来るのであるが、「うちの子たち、家ではちっとも勉強しなくって…」と聞いていたのとは裏腹に、これがじつによく集中できている。子ども自身にもどこかしら、「やらなきゃいけないけど、やる気が出ない」という自覚があるのだろう。

 当初は5月15日(金)までの予定であったのだが、休校要請が延長されたことで、現時点では、早くても5月29日(金)までは続けようと考えているところだ。

 「うちの子は家では勉強しない」と、同じような悩みを抱えられているのなら、同様の環境をつくれないか、一度、大人どうしで情報交換してみるとよいかもしれない。また、筆者と似たような境遇の人が近所にいれば、マンションの集会室を使わせてもらうといったことも考えられるだろう。

 「窮すれば則ち変じ、変ずれば則ち通ず」ということも、あながち無くはない。

京都大学工学部卒。株式会社リクルートを経て2002年3月に独立。産業能率大学通信講座「『週刊ダイヤモンド』でビジネストレンドを読む」(小論文)講師、近畿大学工学部非常勤講師。日頃は小~高校生の受験指導(理数系科目)に携わっている。「ダイヤモンド・オンライン」でも記事の企画編集・執筆に携わるほか、各種活字メディアの編集・制作ディレクターを務める。編・著書に『三国志で学ぶランチェスターの法則』『シェールガス革命とは何か』『元素変換現代版<錬金術>のフロンティア』ほか。

受験指導の現場から】は、吉田克己さんが日々受験を志す生徒に接している現場実感に照らし、教育に関する様々な情報をお届けする連載コラムです。受験生予備軍をもつ家庭を応援します。更新は原則第1水曜日。アーカイブはこちら

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