リーダー育成は「育てる人々」のマネジメントから?
私たちGGインターナショナルスクールが育成を目指すリーダー像も、ヒエラルキー型(Hierarchy)の組織の中でトップダウンで周りに指示を出すような人ではなく、コミュニティ(Heterarchy)の中で求心力がある、人と人を繋げられるような人です。
学校としての理念も同様です。生徒たちはお互いの多様性(個)を認めつつ、自分で考えて行動することが大事だと考えております。その運営をする会社も同じような方針となるのは自然なことだと思います。先生がロールモデルとなって、率先して「自由」を謳歌して考える人にならなければ、子どもに同様のことを教えられないですよね。
ちょっと堅苦しい話になってしまいましたが、「楽しく、自由にやるためには、考えて行動しましょう」というとてもシンプルなことともいえます。全体会議は、全員で改めてこれを共通認識として持つ良い機会となりました。
余談ですが、いたずらをすると必ず「お返し」をしてくるのがGGインターナショナルスクールのユニークな従業員たちです。全体会議のいたずら以来、私が会議中であろうと来客中であろうとわざわざ私に確認を取りにきます。
- 「トイレ行くよ!!!! トイレ行くからね!!」
- 「飲み物飲もうと思うんだけど良いと思う?」
- 「〇〇について調べたいんだけど、業務かの線引きが難しいから教えて」
こうして私はいま、“いたずら返し”される日々を送っています(笑)
コロナ時代は働き方のセルフマネジメントが重みを増す
緊急事態宣言が解除され、会社や日常が少し戻ってきましたね。スクールの保護者や友人の話を聞くと、必要に応じて出勤が始まってはいるものの、リモートワークが完全になくなったわけではないそうです。コロナを機に本格的に働き方が多様化してきたといえるかもしれません。
そういった意味で、会社にもよるでしょうが、コロナ時代の人事評価は成果主義にならざるをえないと思います。ルールや指示に従うだけでは限られた成果しか生まれません。時代に取り残されないためにも、与えられた裁量(自由)を活かしながらの「自己管理(セルフマネジメント)」がさらに重要性を増します。オン・オフの切り替え方など、自分自身で生産性を上げていく練習をしましょう!
【グローバルリーダーの育て方】は、100%英語環境の保育園やアフタースクールを経営する女性社長・龍芳乃さんが、子供が世界で通じる「人間力」「国際競争力」をどう養っていくべきかを説く連載コラムです。アーカイブはこちら