教育・子育て
どこまで休校どこまで検査 相次ぐ感染に学校の対応分かれる
休校なしに不安も
一方、兵庫県芦屋市では11日に10代の小学生男児の感染が判明したが、同日に校内を消毒後は、週明けの13日から全校で通常授業を行った。
男児は家族が感染したため4日から登校しておらず、本人は9日に発症。市は濃厚接触者は校内にいないと判断し、学校名も公表していない。担当課は「県健康福祉事務所の判断に従った」と説明するが、市内の小学校に子供を通わせる保護者からは「感染した子は本当にいないのか」と不安の声も上がる。
近畿大病院感染対策室の吉田耕一郎教授は「外出自粛が緩和される中、感染者の出るリスクは会社も学校も同等。だが学校は大勢の子供が集まり、話す距離も近いので『密』になりやすく、感染拡大のリスクは会社より高い」と指摘。感染者が出た際は「感染拡大リスクだけを考えれば、全校で2週間の休校にするのが一番」としつつも、「社会全体の感染状況をみれば、学校再開後にまた別の感染者が現れて休校を繰り返すことになるかもしれず、現実的には難しい」とし、文科省マニュアルの方策は妥当だとする。
ただ、自治体や学校によって対応が異なれば保護者らは不安を感じる。吉田教授は「住民や保護者が安心して過ごせるよう、自治体や学校は対応の理由について詳しく説明する必要がある」としている。