話題の「オキシジップ」でほったらかし大掃除
筆者は本来、油汚れやカビ取りは温暖な気候の春夏に行うことをおススメしています。その時期のほうが汚れを取りやすいのはご存知の通りかと思います。
ただ、日本には「年末に家の大掃除をすることで新年に神さまをお迎えする」という考え方があります。
そこで、冬でも取り掛かりやすい掃除法を探したところ、以前ご紹介した「オキシクリーン」にあたりました。
“オキシ漬け”の実施方法は以前ご紹介したとおりですが、今話題の「オキシジップ」をご存じでしょうか? これが実に大掃除にピッタリなのです。
オキシ漬けはお風呂の浴槽やキッチンシンク、洗面シンクなどを使って行うのが一般的です。ただ、大掃除のタイミングだと「雑巾を洗う」といった水を使いたいシーンも多いので、シンクなどの水回りを占領してオキシ漬けを行うことが難しいのが実状。
そこでオススメなのが「オキシジップ」です。名前の通りジップロックを使います。ジップロックの中に、洗いたいモノとオキシクリーン、60℃ほどのお湯を入れるのです。
オキシジップのメリットは3つあります。
- お湯と洗剤の量を節約しつつ、洗いたいモノにオキシの成分を行きわたらせることができる
- 洗面シンクなど水回りを占領することなく行える
- シンクでオキシ漬けするのと比較した場合、お湯の温度が下がりにくい
我が家では、靴などのカタチがいびつなもの、油まみれで触りたくないパーツ、をオキシジップしていますよ。
一点注意が必要なのが、漬け置き時間でジップロックが膨らんでしまうことです。経験上、破裂したことはありませんが、少しだけ空気が抜けるようにしておくか、気を付けて様子をチェックしながら行うことをおススメします。
これであれば、漬け置きしている間は他の箇所を掃除したり、子どもと遊ぶなどできるので、家族にも喜ばれますね。
今回は、年末ぎりぎり大掃除のオススメ掃除箇所、掃除法をご紹介しました。どなたかの参考になりましたら幸いです。
【デキる男は住まいから】は株式会社ミニマライフ代表取締役で、ライフオーガナイザーの香村薫さんが、トヨタ自動車のグループ会社で学んだメソッドを家事に応用し、ビジネスパーソンが今すぐ実践できる「家事シェア」のノウハウなどを伝授するコラムです。更新は原則隔週月曜日。アーカイブはこちら