子どもはフォントの大きさ・ページ数・物語の流れでも覚えていたりするので、先生は抜き打ちで、ホワイトボードに本の単語を書き出してみたりもします。…先生と生徒の“攻防“が繰り広げられています(笑)
ただ、「記憶ベースで読んでるな」と思っても、それが「読める」と本人が思い込めるきっかけでもあるので、うまく使い分けています。さじ加減がなんとも難しい!
下の動画は、息子(2歳)が、「記憶」で読んでいるところです。
ステップ4:文章の内容を理解する
文章を読んで内容を理解する。これは、文が読めるようになってから、大人になってもずっと続けていることです。子どもの英語学習でももちろん、読んで、そして内容を理解するということをします。
とにかく発音して「単語」を理解すればよかったところから、文章をつなげることで「意味」を理解するようになる。これができるようになれば、「本って楽しい!」と気がつけるはずです。
チリツモだけど…知恵を絞って楽しく!
英語で読み書きができるようになるまでの過程を、ステップごとに紹介してきました。生徒が、ステップ4の「本を読むって楽しい!」と思えるまでの、地味ぃーーな暗記や作業を、楽しく! 楽しく! 楽しく! するために…先生たちは本当に色々と知恵を絞っています。
私は日々、この習得過程を間近でみていますが、まさにチリツモ、地味な作業の積み重ね。ただ、これが実った時の感動というのは言葉では表せません。数年前は言葉もままならなかった子が読書ができるようになっているんですもん。あとは、それぞれのステップを深く学んでいけば大人のように読めるようになります。
私は短気なので、正直先生には向いていませんが(笑)、先生たちは日々忍耐強く、子どもたちと向き合ってくれています。保護者としても先生たちに頭が上がりません。
【グローバルリーダーの育て方】は、100%英語環境の保育園やアフタースクールを経営する女性社長・龍芳乃さんが、子供が世界で通じる「人間力」「国際競争力」をどう養っていくべきかを説く連載コラムです。アーカイブはこちら