お金で損する人・得する人

携帯電話のプランを変更して老後の積立を始めるなら… iDeCo? それともNISA?

高橋成壽
高橋成壽

■米国の金利上昇に伴い対策するなら

 iDeCoに投資する人にも、NISAに投資する人にも気をつけていただきたいのがアメリカの金利上昇です。外国の金利が上昇すると、外国に資金を預けたほうがお金を増やしやすいため、金利を上げた国の通貨の価値が高まり、日本の通貨の価値が低くなります。そのため、円安ドル高に為替が動く可能性が高いです。

 実際に、1ドル105円くらいの為替レートから1ドル110円前後まで円安に振れています。為替レートが円安に触れる場合、外国通貨建ての資産をもっていると為替差益を得ることができます。

 また金利が上がると、安全な資産運用先である預金や債券にお金が集まり、リスクの高い投資先である株式からお金が逃げてくる場合もあります。そうなると株価が下落する可能性も高まります。

 金利の影響は比較的短期の値動きに繋がりやすいですが、iDeCoやNISAなどで長期運用を前提に考えるならば、長期の時間軸で成長しそうな市場を選択する必要もあります。その場合、日本株なのか米国株、欧州株、新興国株、全世界株なのかなど、自分なりの選定眼で市場を選ぶ必要があります。

 経済成長を人口の増減という視点だけで考えた場合、人口が減少中の日本よりも、人口が増えている米国や新興国、全世界などの方が人口増に伴う経済成長が見込めます。そのように考えるのであれば、外国株式に投資するような商品を選ぶのもいいでしょう。NISAを使って短期でお金を運用したいと考える人は、日本株式で短期の値動きに期待するという考えもあり得るでしょう。

 まずは、携帯電話の料金を見直して、手元のゆとり増やしてはいかがでしょうか。

高橋成壽(たかはし・なるひさ)
高橋成壽(たかはし・なるひさ) ファイナンシャルプランナー CFP(R)認定者
寿FPコンサルティング株式会社代表取締役
1978年生まれ。神奈川県出身。慶応義塾大学総合政策学部卒。金融業界での実務経験を経て2007年にFP会社「寿コンサルティング」を設立。顧客は上場企業の経営者からシングルマザーまで幅広い。専門家ネットワークを活用し、お金に困らない仕組みづくりと豊かな人生設計の提供に励む。著書に「ダンナの遺産を子どもに相続させないで」(廣済堂出版)。無料のFP相談を提供する「ライフプランの窓口」では事務局を務める。

【お金で損する人・得する人】は、FPなどお金のプロたちが、将来後悔しないため、制度に“搾取”されないため知っておきたいお金に関わるノウハウをわかりやすく解説する連載コラムです。アーカイブはこちら

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