試乗スケッチ

新型「レクサスES」 最新のアダプティブハイビームで“眼光”鋭く誕生

木下隆之
木下隆之

 警察庁が「デイライト運動」を展開して久しい。昼間でもライトオンで走行することによって、自車の存在を浮き立たせるためだ。同時に、夜間のハイビームでの走行も推奨している。

 そんな流れを受けて普及が急がれるのが「アダプティブハイビーム」であり、その精度を高めたのが、ブレードスキャン式アダプティブハイビーム。新型レクサスESは飛躍的に夜間の安全性を高めているのである。

 世界初のデジタルサイドミラー搭載

 一方、レクサスESは世界で初めて「デジタルサイドミラー」を採用したモデルでもある。本来サイドミラーがあるその位置に鏡はなく、デジタルカメラに置き換えられている。それが捉えた映像を車内のモニターに写し出す。それによってドライバーの視線移動を抑える。あるいは夜間の視認性や、雨天時に起こりがちな水滴による視認不良を抑える効果がある。車内のバックミラーもデジタルである。後方に埋め込まれたカメラが撮影する映像を、バックミラーのその位置に設置されたモニターに映す。

 新型レクサスESは、実はとても操縦安定性に優れたモデルではあるのだが、そのことよりもむしろ、視認性に力を入れたことが特徴だとも思える。

木下隆之(きのした・たかゆき)
木下隆之(きのした・たかゆき) レーシングドライバー/自動車評論家
ブランドアドバイザー/ドライビングディレクター
東京都出身。明治学院大学卒業。出版社編集部勤務を経て独立。国内外のトップカテゴリーで優勝多数。スーパー耐久最多勝記録保持。ニュルブルクリンク24時間(ドイツ)日本人最高位、最多出場記録更新中。雑誌/Webで連載コラム多数。CM等のドライビングディレクター、イベントを企画するなどクリエイティブ業務多数。クルマ好きの青春を綴った「ジェイズな奴ら」(ネコ・バプリッシング)、経済書「豊田章男の人間力」(学研パブリッシング)等を上梓。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。日本自動車ジャーナリスト協会会員。

【試乗スケッチ】は、レーシングドライバーで自動車評論家の木下隆之さんが、今話題の興味深いクルマを紹介する試乗コラムです。更新は原則隔週火曜日。アーカイブはこちら。木下さんがSankeiBizで好評連載中のコラム【クルマ三昧】こちらからどうぞ。YouTubeの「木下隆之channel CARドロイド」も随時更新中です。

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