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「ノース・アメリカ」 日本初放送 「ライフ」しのぐ大型自然ドキュメンタリー 

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「ノース・アメリカ」 日本初放送 「ライフ」しのぐ大型自然ドキュメンタリー 

更新

 世界最大級の動物、自然チャンネル「アニマルプラネット」で、10月14日から、大型自然ドキュメンタリー番組「ノース・アメリカ」がスタートする。2010年3月に本国アメリカで放送された際、ディスカバリーチャンネルと英BBC共同制作の人気番組「ライフ」以来の視聴率をマークしたという話題作。今回、アニマルプラネットが日本で初めて放送する。

 珠玉の7エピソード

 北アメリカの大自然に迫る「ノース・アメリカ」は、アニマルプラネットの兄弟チャンネル、ディスカバリーチャンネルによる制作。最先端技術を駆使し、2830日にわたり110種の動物を撮影した。撮影エリアは、アメリカ29州、カナダ8州で北極圏からパナマ運河までを含む10カ国に及んだ。取材を通して得られた映像を全7シリーズ(各話60分)にまとめ、18日まで5日連続で5エピソードを放送(各日午後11:00~)、2エピソードは特別編として放送する。

 今回の放送の目玉は、ハエトリグモの音響振動やシュモクザメの捕食など、世界で初めて撮影に成功したシーン。また、特別編の2エピソードは、過酷な地に果敢に踏み込み、最先端技術で挑んだ撮影風景を記録したメーキング映像や野生動物の驚異の映像トップ10を紹介する。

 長期間の過酷な状況での撮影には、驚きのエピソードが枚挙にいとまがない。カナダ・ラブラドル。ホッキョクグマが真夜中にスタッフらが滞在するキャンプにあらわれ、ヘリコプターの窓を壊し、カメラを踏みつぶしていったことも。北極圏から離れた場所でホッキョクグマが目撃されたのは25年ぶりのことだったという。

 竹中直人がナレーション

 ほかに注目すべきなのは、ナレーションと音楽だ。英語版では、映画「スリーメン&ベビー」「ミスター・ベースボール」などで知られる米俳優、トム・セレック(68)が担当。日本語版は俳優、竹中直人(57)が務めた。今夏に収録を行い、実際の映像を見た竹中は、「映像の素晴らしさ、自然の素晴らしさ、動物たちの単なる生き方だけでなく、季節によって動物たちの動きや表情など、命がけで生きているすべての動物たちがとてもいとおしく感じられました。全シーンが見逃せず、番組の1時間ずっと集中しちゃう内容だと思います」と感想を語っている。

 音楽にもこだわりがある。番組の主題歌は世界的なロックバンド、ボン・ジョヴィの「アーミー・オブ・ワン」。挿入歌には、レニー・クラヴィッツ、ドクター・ジョン、サーティー・セカンズ・トゥー・マーズ、ローリング・ストーンズ…と豪華メンバーが並ぶ。執念の撮影が結実した貴重な映像を彩っている。(SANKEI EXPRESS

 【ガイド】

 ■アニマルプラネット 世界最大級の動物、自然チャンネルでペット、野生動物、自然・環境、人々の暮らし、文化を取り上げる。世界224以上の国と地域で放送されている「ディスカバリーチャンネル」の兄弟チャンネル。日本では2000年12月から放送を開始し、ケーブルテレビ局やスカパー!、IPTVで視聴できる。

 詳細はwww.animal-planet.jp。または、(フリーダイヤル)0120・777179(10:00~18:00、年中無休)

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