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地産にこだわり和洋折衷メニュー 京都御幸町レストラン伽芽論〈CAMERON〉
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御幸町通とかいて「ごこまちどおり」。豊臣秀吉の政策でできた通り…などと由来を聞くと、京都気分も盛り上がる。その御幸町通に面した趣のある京町家フレンチが「京都御幸町レストラン伽芽論〈CAMERON〉」。京都産の素材にこだわり、和テイストを取り入れた和洋折衷メニューは、年齢を問わず幅広い層に支持されている。
河原町に近く、にぎやかな四条通から御幸町通を少し南へ。目印は、現在「京都学校歴史博物館」になっている旧京都市立開智(かいち)小学校の重厚な石塀だ。その真向かいに「CAMERON」の白壁が見えてくる。
余談だがこの旧小学校、美人画で有名な日本画家の上村松園も通っていたという歴史ある学舎。1869(明治2)年に、日本で初めて学区制の小学校が創設されて以来の歴史がある。当時の京文化を支えたのがいわゆる「町衆(まちしゅう)」で、CAMERONも明治の京町家の趣をそのまま生かした造りだ。
梁(はり)を残して大改装したという店内は、クラシック&モダンな雰囲気。テーブル席のほか、2階には和室や座敷スタイルの個室もあって、思いっきりおしゃべりを楽しむ女子会などは、個室をリクエストするといい。1階の奧には蔵を利用してテーブル席をしつらえた「奧の間」があり、小パーティーやミニライブなどに使われることも。週末はレストランウエディングでの利用も多いそうだ。
料理の基本はフレンチだが、自由に和洋を取りまぜて楽しませてくれるのが「CAMERON流」。今回はお薦めの宴会メニューを紹介してもらった。
アミューズは「シェリー酒、マディラ酒風味の鰯(いわし)のヴィネガー煮込み」。脂ののった鰯をさっぱりと仕上げた軽い一品は、軽めのシャンパンや発泡ワインに合う。
続いて前菜「帆立と舞茸のテリーヌ 赤ワインのレディクションソース」は白と赤の色合いがきれいな一品。フレンチが続いていたところで、次に登場したのが「旬のお造り三種盛り」とちょっとびっくり。
「基本はフレンチのフルコースを楽しんでいただきますが、宴会などでは少し和風のものをというご要望も多いので」と笑う店長の明田竜さん。
和の1皿で少しほっこりしたところで、メーンはやはり、CAMERON自慢の名物料理「ふわふわCAMERONバーグ 特製デミグラスソース」を。
京都産の牛肉は実は希少なのだが、このハンバーグは京都牛A5等級を100%使った自慢の逸品。ナイフを差し入れるとじゅわ~っと肉汁がしみだし、その名の通り、食感はふわりと仕上げたプロの味わいだ。ランチメニュー「CAMERONバーグセット」(1580円)でもおなじみの人気メニューで、「夜もバーグが食べたい!」という人のために、メーンがチョイスできるようになっている。
そのほか、魚料理では「鰺(あじ)と大葉のパートブリック包揚げ」「鱈(たら)のポアレ オレンジバターソース」など。さりげなく京都の野菜が添えられて、和洋にこだわらない素材重視の姿勢がそこにある。
続くご飯は、京都の定番、ちりめん山椒(さんしょ)をふんだんに使い、釜で炊きあげた「ちりめん山椒釜飯」。そこに、同じ下京区の老舗店・石野味噌の赤だしと京漬物がつく。
食事に合わせてワインやビール、日本酒の品ぞろえも豊富だが、焼酎のラインアップにもこだわりがあった。幻の焼酎といわれる「森伊蔵」(1050円)のほか、「村尾」「魔王」「佐藤・黒」(いずれも740円)など、焼酎好きにはたまらない銘柄がリーズナブル価格で。メンバーや用途に合わせ、自由に楽しみたい。(文:山上直子/撮影:恵守乾/SANKEI EXPRESS)