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肉食系で品格のある男性がタイプ 映画「101回目のプロポーズ」 リン・チーリンさんインタビュー
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インタビューはデザイナーの桂由美が手がけた純白のウエディングドレスを着た女優との“立ち話”という異例のスタイルをとった。着席で応対するとドレスにしわが寄ってしまうからとの理由らしい。アジアで絶大な人気を誇る台湾のリン・チーリン(38)は、流暢な日本語で「どうもすみませんでした」と、申し訳なさそうに切りだした。消え入りそうなか細い声に柔らかい物腰、その上最高の笑顔まで添えてくれたものだから、ハイヒールを履けば180センチ以上はあろう長身であっても、威圧感は感じられない。自身の控え目な性格の裏返しなのか、自分の結婚相手に望むことは明確で、「日本的に言えば肉食系な男の人にとても魅力を感じます」と語った。
1991年、トレンディドラマ全盛期に武田鉄矢(64)、浅野温子(52)の共演で大ヒットした日本のテレビドラマ「101回目のプロポーズ」(野島伸司脚本、フジテレビ系)を映画化した「101回目のプロポーズ SAY YES」(日中合作、レスト・チェン監督)で、妙齢のチーリンが主演を務めた。
テレビドラマでは、婚約者を失い心に傷を負った美貌のチェリスト矢吹薫(浅野)と、鈍臭い男、星野達郎(武田)の切ない恋模様が描かれた。再び人を愛することを怖がる薫を前に、ダンプカーの前に飛び出し、達郎が言い放った「僕は死にません」というせりふは、当時一世を風靡し、流行語にもなった。親日家のチーリンは「台湾でも高校時代にテレビドラマの放送を見ていました。大ファンでしたよ」と振り返り、本作への出演打診にはすぐに「ОK」と返事をした。公開を目前にした今、「日本の皆さんが私を好意的に受け入れてくれるか不安な気持ちでいっぱい」とも語り、観客の反応が気になって仕方がない様子だ。
チーリンの役どころもチェリストで、中国・上海を舞台に、身長が低く、不器用だが、愛に満ちあふれた内装業者の親方、ホアン・ダー(ホアン・ボー)との恋の駆け引きが展開される。99回目のお見合いに失敗したホアンは、美しいチェリストのイエ(チーリン)と出会い、一目ぼれ。2人はデートを重ね、次第にひかれ合っていくのだが、イエにはホアンとの恋に踏み切れない事情があった。かつてイエには婚約者がいて、結婚式を目前に行方不明になってしまったのだ。愛を受け入れることに臆病になっているイエに思いを伝えるため、ホアンは積極的にアプローチするのだが、ある日、婚約者が姿を見せる。
出会った男性が恋愛対象か否かを見極めるポイントは、「肉食系」か否かに加え、もう1つあるそうだ。「品格があるかどうか」。具体的にはどんな人物をいうのか、水を向けると、「それはフィーリングの問題です。価値観が一緒の人がいい。楽しいときには一緒に笑い、悲しいときには一緒に泣いてくれるような人です。イメージとしては、映画のホアンさんやドラマの武田さんのような人です。この物語は真実を語っていると思います」と熱っぽく語ってくれた。容姿は気にならないのか、念を押してみると、チーリンは「気になりません」と即答した。
ちなみにこのインタビューの直前に臨んだ会見で、もしもそんな理想の男性が現れ、愛を与えてくれた場合どうするかと問われた際の回答も印象的だった。チーリンは先日最終回を迎えたばかりの大ヒットドラマ「半沢直樹」(TBS系)に引っかけて、「“倍返し”します」と約束した。10月19日から全国公開。(文:高橋天地(たかくに)/撮影:寺河内美奈/SANKEI EXPRESS)
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